永遠の眠りにつくという悲しい出来事があった。
彼女は48歳だった。
1ヶ月ほど前、Jさんはネットボールをしていたときに、
アキレス腱を切ってしまった。
病院で治療を受け、ギブスを着け3週間ほど過ごした。
Jさん、身長は160センチくらい。
そして、かなりふくよかな方だった。
それが原因だったとも言えるらしいが、
ギブスを外した後、足に血のかたまりができてしまい、
それが徐々に上へのぼって来て、最後に肺に到達し、
呼吸が止まった。。。とのこと。
当時、就寝準備を済ませ、
ベッドに横になっていたJさんは、突然、
息ができない、苦しい、、と、ご主人に訴えたそうだ。
そして、5分後には亡くなっていた。
あまりにも儚い。
実は私は叔母を去年、癌で亡くしている。
6年間の闘病の末、58歳の若さで亡くなった。
シングルマザーで、ふたりの息子を育て上げた。
ふたりは、誰が聞いても恥ずかしくないどころか、
立派だと言ってもらえるような職に就いた。
長男のところにできた孫娘に会うのを待たず、
叔母は逝ってしまった。。。
予定日まで3ヶ月ほどだったのに。
私も年末に帰ったものの、残念ながら会えず。。。
闘病生活は相当辛かったはず。
残される家族も余命を聞かされ、悲しい思いをした。
でも、心の準備はできていた。
lupoの従姉の夫もつい先日死の宣告を受けた。
彼もまた49歳と若い。
クライストチャーチの震災後すぐに、
家族のもとを離れ、復興のためにがんばっていた。
癌だとわかった今は、
クライストチャーチからは引き上げており、
あと2年だけど、
残された時間を家族と共に過ごすのだそうだ。。
、、そう考えると、
Jさんの死は突然すぎてあまりにもせつない。
Jさんの中学生と小学高学年のふたりのお嬢さんは、
お寿司が好きなので、
お寿司づくりレッスンを近いうちにして欲しい、、
、、というメッセージが、彼女が亡くなる数日前に、
lupoのフェイスブックに、残されていた。
今週は仕事の空き時間に、
お茶をする約束もしていたらしい。
来週は家族4人でオーストラリアへ旅行の
予定も決まっていたそうだ。。。
突然すぎる別れ。。。
私も彼女がけがをする前に会ったばかり。
もう、2度と会えないなんて想像もできない。
lupoと職場が同じだったときは、
スクーターで通うlupoを気遣って、
天候が荒れれば必ず、
携帯にテキストで連絡が入り、
我が家へ寄ってからlupoを車に乗せて、
共に出社してくださっていた。
スクーターで2度も転び、
2度とも肩をはずしてしまった過去があるので、
私も彼女にはとても感謝していた。
雨が降る朝が来るたびに私たちは
彼女のことを思い出すのだろうなぁ。。。
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月曜日に夜のニュース番組で、
この日100歳を迎えたおじいちゃんが
インタビューを受けていた。
100歳超えといったら、
私はまず、きんさんぎんさんを思い出す。
ふたりがちょこんと座った姿がとてもかわいらしかった。
この100歳のおじいちゃん、
年齢はお年寄りと呼ばれる年齢、
でも、見た目は20歳以上若く見える。
腰はしゃんとしており、杖もつかずスタスタと歩く。
ローンボウルズというスポーツが好きで、
実は、ガールフレンド募集中。
喫煙も80年以上止めたことがないらしい。。。
私も、このおじいちゃんくらい、
元気に歳を取れるならば、そうなりたい。
そして、願わくば、、、
最後は眠るようにぽっくりと逝きたい。。。
そのとき後悔のないように、
まだまだ学びたいし、
最後まで成長したい。
命あるものは死ぬために生まれて来たんじゃない。
だけど、その恐怖から逃れられることもない。。。
もし、mapocoばあちゃんになれなかったとしても、
思い残すことはひとつでも少ないほうがいい。
日々精進していかなくては。。。