ケーキのろうそくに火が点ると歌がはじまる。
子ども達はワクワクしたような顔つきになる。
主役が火を消し、すぐにまた、義父によって、
ろうそくに火が点される。
そして、次は子ども達に火を消させてくれる。
これが、バースデーパーティーのひとつのおたのしみ。
私たちがここに来て以来、毎回これが繰り返される。
今回、monチャンはkaiチャンがろうそくに「ふぅーっ」と
息を吹きかけているところを、最後まで手を出さずに見守っていた。
お姉ちゃんになったもんだと、感心した。
私はふと不思議に思い、lupoに訊いたことがある。
ケーキに火を点して歌をうたったのは何歳までかと。
「いったいなんのこと?」というような返事がかえってきた。
私はてっきり子ども達を楽しませるために、
ろうそくの火を点したり合唱しているものだと思っていた。
lupoは3人兄弟。話題の義兄は次男。
シカゴに住む長男がもうひとりいる。
この3人が家を出たのは20代をだいぶ過ぎてから。
あの義父のことだから、パーティーは間違いなく
誕生日当日に行われてきたはず。
いい年した成年男子達が揃い、
母親のお手製ケーキにろうそくの火を点し、合唱。
その様子を想像してみる。
果たしてこれが微笑ましい光景と言えるだろうか。。。
、、、私が冷めすぎているのかな。
まぁ、いい。その話はさておいて、
lupoがそろそろケーキを食べることにしようと言い出したのは、
恐らく、約束の時間の5時が近づいているのに、義兄が
腰を上げる素振りを全く見せようとしなかったから。
本人も時間のことは気になっていないわけでもない。
「5時まであと10分」
「あと5分」
「2分」
、、と、カウントダウンしていたくらいだ。
じゃぁ、、行ってよ!、、と、つっこみたくなる。
出て行かないには理由がある。
甘党の義兄がケーキを食べずして立ち去るわけがない。
このために来たようなもの。
そして、ケーキをぺろりと平らげ、おつまみもたらふく
胃袋に詰め込み、義兄が私たちの家を去ったのは、
約束の時間10分過ぎ。タウンまでは最低10分。
この時間帯は間違いなく混む。
人を待たせておいて平気なんて、、、ありえない。
いったいどんな言い訳を用意したのだろうか。
土曜日はちゃんと遅れずに来てくれるのだろうか。。。
つづく