今日は打ち合わせで例の社員さんと外出した。

 

こないだまでの私だったら、少しでも距離を縮めたくて頑張って話題を探したり愛想を振りまいて疲れていただろうな。

でも、臨床心理士さんと話したおかげで、今日は相手よりも自分の気持ちに視点を向けて過ごせたような気がする。

 

話題をいくつか振ったけど、あくまでも自分が気になったことや話したいことにした。相手が気持ちよくなりそうなことは言わないことにした。

それだけで、あとは無言でもずっと車窓を見ながら過ごした。

いつもよりも疲れがぐんと少なかった気がした。

 

ひとつ気付いたことがあって。

話題を振って、それに対して相手も乗ってくれたのは良いんだけど、ずっとずっと自分のペースで自分のことを話し続けていて。私がいてもいなくても、この人は自分の話がただしたいんだろうなと感じた。

そして、今日一日一度も相手から私に雑談をしてくれることがなかったの。

 

人間関係って、やっぱり一方通行じゃ成り立たないと思った。

私は確かに相手の話を聞きたくて話しかけたけど、ただただ永遠に聞き続けてるだけじゃ、何も深まっていかないなと思った。

途中で感想を交えて相槌したり、「私はこういうところがあるんですけど」とか自分の話題も混ぜてみたりしたけど、反応はゼロだったの。

きっと他人に(いや私に?)興味がない人なんだな。自分の話だけできればいい人なんだな。

そういう相手とは、関係を深めていかなくてもいいや、そう思った。

 

こういう風に思ったのって結構久しぶりかもしれない。

学生の時ぶり?それくらいなんだか新鮮な感覚だった。

ずっと、全員と仲良くしなきゃいけない(した方が絶対いい)と思ってきたから。

その人がずっと前飲み会で「あんまり弱みを人に見せられない方」だと言ってたから、見せられる相手になりたいと思って頑張ってきた。完全に空回りだったんだけど、あの手この手で頑張って、やっと今日無駄な頑張りだったと気付いたの。

 

夫と話してたら「綺麗ごとで生きてるなぁ笑」「自分の能力以上のことをしようとするなよ」と笑われた。

辛口だけど、本当にそうだと思った!イイコちゃんっていうか偽善者っていうか、性善説っていうか。

「どっちかといえば受け身タイプなんだから、自分に寄ってきてくれた人たちを大切にすればいいんだよ」って言葉がすごく響いた。

 

もう少し自分の気持ちや心地よさにフォーカスしてみたら、もっと生きやすくなるのかな?