ウインカーLED化の配線方法 | maplewmwのブログ

maplewmwのブログ

スーパーカブのカスタム記録やらメモリ代わりの何かを扱ってるブログです。
乗っている車両は、2008年式のFI仕様のカブになります。

昨日の記事の続きのようなもの。
しかし内容はキャブ車でもFI車でもどっちでもいけます。AA04とかのカブは分かりませんが・・・。

まずはじめに、なぜLEDに交換するだけだとハザードになってしまうかです。
簡単に言ってしまえばウインカーの回路は両方繋がってるからです。

イメージ 1
適当に作りましたが、これがウインカーの配線図です。キャブ車もFI車も基本同じです。
「オーディブルパイロット」と「ウインカーインジケーターランプ」にはアースがありません。
正確に言うと片方のウインカーが光ってるとき、もう片方のウインカーがアースになっているのですが。

イメージ 2
右のウインカーを光らせた時は、こんな感じに赤矢印の方向に電気が流れています。
これだとLED化させなくてもハザードになる気がしますが、ウインカーリレーから出てる電力は23Wくらいです。
ウインカーで電力は消費してますので、僅かな電力が流れた所でもう片方のウインカーは光らない訳です。
ところがLEDに変えると消費電力は僅かになるので、余った電力がウインカーに流れて光ってしまうのです。

これをどうするかは幾つか方法があって、抵抗を配線に間に付けるとか(でも消費電力が電球と変わらなくなる)、
ウインカーインジケーターランプとオーディブルパイロットを外すとか(音が出なくなります)いろいろ。
自分がやったのは配線加工になりますが、

イメージ 3
この図のように、片方をアースに落とすようにしただけじゃだめなのは分かりますよね。
そこでどうするのかというと

イメージ 4

ダイオードという、電気の流れを一方通行にしてくれる物を使います。
単体で買えれば1本数十円で買えますが、見つからないので自分はエーモンのものを使いました。

イメージ 5
「A →| K」というのがダイオードです。
これをこの図のように2本入れると片方のウインカーにしか電気は流れなくなります。
こうすればウインカーをLED化できます。ついでにインジケーターランプも変えれるようになります。
実際には下図のような配線図でハーネス作って、メーターとメインハーネスの間に入れればいいです。

イメージ 10

キャブ車の場合はギボシで繋いでいるので元のハーネスは加工せずに済みますが、
FI車の場合はメーターとメインハーネスはカプラ接続なので、どっちかの配線を切って加工する必要があります。

イメージ 6  イメージ 7

自分のは90用のメーターに変えてあるとはいえ、加工してカプラ接続になってます。
なのでテープ剥がして配線切ってダイオードを繋いで圧着接続端子で繋いでいきます。

イメージ 8

適当にテープで巻いて加工終了です。
キャブ車の方も同じように配線加工してLED化できるようにしてありますが、こっちは写真撮ってません。

イメージ 9

追加や加工すると繋がない所が2箇所できますが、気にしなくても大丈夫です。
ここは後からハザード追加するときなんかも使えると思います。でも使う機会はなさそうですが。

ざっとですがこんな感じでLED化できます。
ダイオード買ったり、ギボシ端子や圧着端子買ったり、工具がない場合は工具買ったり、
線がない場合は買ったりといろいろ必要なものが出てきますがやる気がある方はぜひどうぞ。



6/13追記
追加するハーネスの配線図を間違えてました。
画像は訂正を反映してますが、「ニュートラルランプ」の配線と繋ぐとニュートラルランプが点きっぱなしになります。
なんでそうなるかというと、ニュートラルランプの仕組みはエンジンの中のスイッチが繋がったら、
エンジンの方へ電気が落ちるようになり、ランプが点くという感じだからです。
詳しい話は別の記事で書きます。