先週の続きで私のSRS手術日のお話です。早めにN病院に到着して午前11時過ぎには手術のための準備も整ったらしい私は診察室で暇をもてあまし始めました。

 

ところがちょっとイライラし始めた午後1時前、何の前触れもなくいきなりZ先生が来室!前日の検診では(執刀医コンビの)Z先生にもR 先生にも会ってないので初診の昨年6月以来です。初診と時の寡黙さとは打って変わっててきぱきと最近のアップデート事項を確認。私はここでもう一度、過去の手術の影響でやむを得ず膣無しになる覚悟はしているけれども可能な限り膣ありが希望であることを伝えました。Z先生はしっかり了解している旨を再確認。2,3分でささっと姿を消したZ 先生でしたが執刀医と会うと安心します。

 

そしてその後しばらくして今度はもう一人の執刀医のR先生が来室。こちらも同じく6月の初診以来。どうも二人とも手術直前の患者の精神状態を確認しているような感じでした。R先生も1分足らずで「あと20分くらいで手術室に移るからね」と風のように去っていきました。R先生はマスク越しでしたがZ先生はマスクしてなかったような?診察室で待っているときは別にどっちでもいいけど。

 

ああ、もう間もなく待たなくて済む!午前の時間帯だったら2時間も暇つぶしをしなくて済んだかもしれませんが、もう大丈夫。突然の停電やシステムダウン、火事やテロなどがなければいよいよです。そして午後1時過ぎ。看護師がやってきました。「手術室の準備ができたので今から移ります」

 

私はてっきりこのベッドの上のまま、点滴も接続したままで看護師がベッドを押して手術室まで移動するものと思っていたのですが、「じゃ、ベッドから降りて。持ち物は全部この袋に。手術室までついてきてね。」というわけで点滴も外して自力で歩いて手術室まで。ま、そうだよね。そもそも病気じゃないし、全然歩けるんだから。(お腹はすいてますが)

 

病院の廊下を手術室まで歩くのは不思議な気分でした。入口でスタッフにあいさつ。手術室はモダンで綺麗な印象(これ大事かも――最新鋭機器を備えた手術室、というイメージだけで患者としては安心できます)。アームの部分のイメージしか記憶に残っていませんが手術台脇にはかの有名なPPT法のためのロボットが鎮座。でも全体的に手術室の記憶は曖昧です。診察室で待っている間に点滴で何か精神安定剤のようなものを与えられたのかもしれません。

 

手術室に入室すると執刀医の両先生に改めてあいさつして促されるままに手術台へ。点滴のチューブ再接続。身体の姿勢、位置を看護師にやや細かく指示され、準備完了。透明プラスチックのマスクを渡され「じゃあ麻酔を始めますね。目が覚めたら手術は終わってますよ。」 私はマスクを完全に装着する直前に時間を訊きました。「1時20分です」 マスクから手を放すなりしゅーっと音がしてマスク内に気体が充満。あれ…麻酔って静脈からじゃないの?でも私の意識はあっという間に遠のいていきました。

 

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