今週消化器系の内視鏡検査がありました。私の場合3年に1回くらい定期的にあるのですが、できればやりたくない検査です。検査そのものは毎回覚えていないので何とも言えませんが、前日の準備がとにかく大変。経験のある方はご存じだと思いますが、実は日本と米国で準備のやり方がかなり異なっているようなのです。私のお世話になっている病院のやり方かもしれませんが、日本の病院のウェブサイトの検査前の準備と比べると遙かに厳しい!
私にとって一番辛いのは前日起きたらそのまま絶食を強いられること。二日前深夜から検査が終わるまでまで最低36時間。厳密にはお茶や具の入ってないコンソメスープなど透明な物はOKなのですが、そんなものじゃ到底空腹の足しにはなりません。食べるのが生きがいの私にとっては1日中全く何も食べられないのは苦しいです。(水はOK) 午前中はなんとかしのいでも午後になるときついきつい。常に何か空腹から気を散らすことをしていないとすぐ食べ物の妄想が。
そして夜は下剤で準備。消化器を完全にきれいに空っぽにするためですが、3時間近くかけて4リットルの(水で溶かした)下剤を飲み干さなければなりません。そんなに水飲んだら溺れない?溺れたことはありませんが身体がおかしくなりそう。いつも2リットルくらいで十分過ぎる感じなんだけど。後半の2リットルはほぼ拷問です。
日本の病院のサイトをチェックしたら「前日の夕食は21時までにすませること」だって。ええー?!それじゃ前日絶食しなくていいわけ?ちょっと違いが大きすぎるんですけど。下剤も当日病院に着いてからという場合もあるらしいです。飲む量も2リットルとか?患者の身体への負担が全然違います。なぜ米国はこんなに厳しいんだろう?
そして翌日、ようやく検査当日。検査後の食べ物を夢見ながらふらふらの身体で病院へ。(もちろん付き添い必須です。)先ほど検査そのものは全く覚えていないと述べましたが、検査にあたって静脈から麻酔・鎮静剤を与えられます。以前まではあの悪名高いフェンタニルを与えられていたと思うのですが、今回はプロポフォル。前者は検査中医師の指示に反応できる状態ながらそれを全く覚えていないという薬剤ですが、後者だと検査中は完全に眠った状態とのこと。
病院へは完全すっぴん男装で。すっぴんを指定されてはいませんがもう朝メークの気力なんて全くありません。それでも病院では一貫して女性の通称名で呼んでくれました。手首のバンドには「Male」と印字されてましたがこれは仕方ありません。言われるがままに患者衣に着替え、ベッドの上で心電図センサー、点滴を接続し準備完了。二人の看護師に別々に前日の準備についての確認をされた後、コンピュータの画面を見ていた看護師がこの時になって、
「Oh… were you born male?」だって。 え…?認識してなかったの?
私をトランスだと認識してなかった(つまりパスしてた)としたら嬉しいことなのですが、出生時の性別で投与する麻酔薬の量が違うから確認したとのこと。そんな確認始めにしとかない? それに麻酔薬の容量って体重の方が大きな要因じゃないの? 本当に部屋全員に聞こえるように確認する必要あったのかなあ。ちょっともやっとしましたが、私は早く検査を終えて食べ物にありつくことが最優先。些細な事はふんわり流していよいよ検査。
ちょっとうとうとして目が覚めたと思ったらもう検査は終ってました。必要な検査であることはわかっていますが毎回前日の準備には閉口しています。前日の絶食からの回復には丸1日かかりました。日本の方がずっと楽みたいでいいなー。