浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~ -30ページ目

浪花艶噺 ~Tales of TSUYA~

俊太郎さまの姿を借りた浪花女の妄想ブログです。
女性ホルモン絶賛捏造中!!!


あの・・・唐突にオリジナルです。

そして今日と言う日に覚えのあるアナタにありったけの愛を込めて!!!


フィクションですよw

ええ、ほぼフィクションですからっっ!!!

どの辺がノンフィクションかなんてもう言えない・・・///

恥ずかし過ぎるから~~!!!!!



あ、BLですw

ほら、だからフィクションなんやってwww

苦手な方はお気を付けくださいませ。

















その人は今ここで。

目の前で気持ち良さそうに寝息を立てている。

ほんの少し手を伸ばすだけで届く程近くに。


・・・・・なのにさ?

怖くて、怖くて怖くて仕方ないんだ。

離れなきゃならないその時が来るのが。



ついさっきまで同じ熱を分け合っていたのに。

まだ身体のナカにその熱が残っている気さえするのに。

もうそれを手離す事を考えてしまう・・・




俺、いつからこんなネガティブになったんだろう・・・
















『 distance ~445kmを越えて~


















息を飲んだ。

いや、正確には少しの間呼吸すら忘れていたかも知れない。

それ程、見蕩れていたんだ。


触れると掌からさらり と零れそうな艶やかな髪の毛。

吸い付く様な白い、滑らかな肌。

ひたり こちらを見つめる、見るものを惹きつける澄んだ瞳。


その感触も

その温度も

その匂いさえも


全てがリアルに伝わってくる。

今にも液晶から飛び出して動き出しそうな。

1枚の絵。



あぁ、そうだ。

俺はたった今恋に落ちたんだ・・・




『悠』

それがアナタのハンドルネームだった。

何て読むんだろう・・・

ゆう、かな?はるか、とも読むな。

性別すら分からない。


日がな一日眺めていた。

それでも全く飽きる事もなく。

俺はますます魅了されていくばかりだった。


まるでストーカーの様にネット上のその人を追い掛けた。

アナタが何を見て、どの様に感じるのか。

どんな人と、どの様な会話をするのか。

全てを知りたかった。



不思議なもので、視覚のみの世界であるにも関わらず。

ネット上のそれは如実に人柄を示す。

中にはひたすら全てを作り上げている人もいるのかも知れないが。

それでも端々に漏れる人格は隠し切れない。

寧ろそれは面と向かっての印象よりも露わであるのかも知れない。


知れば知るほど、俺はアナタに引き込まれていった。

次第に見ているだけでは満足出来ず。

言葉を交わしたいと思う様になった。



それから半年・・・

ブログに当たり障りのないコメントを残し。

アナタの参加するコミュニティではさり気なく発言し。

少しずつ、少しずつ接触の機会を増やした。

それは我ながら気持ち悪いと思う程に。


その期間上げられる新しい作品にはことごとく魂を揺さぶられ。

アナタの生み出す作品の虜となり。

交わす言葉にも少しずつ厚みが増して。


やがて俺とアナタとの会話は自然なものとなり。

アナタのハンドルネームが『はるか』だと分かり。

俺の『恵』と言うハンドルネームが『けい』と読む事も尋ねられて。



初めてあの絵に出逢ってからもうすぐ1年。

随分親しく会話出来る様になったんだけど。

たったひとつ、聞けない事。

多分それは悠も同じ。


アナタは男?それとも女?


ネットだからこそ、余計に下心とか透けて見えそうで。

聞きたい、けど聞けない。

どうしよう・・・一体どうすればいいんだ・・・



いやいや、待てよ、俺?

仮に悠が女だとしてだ。

どうするつもりだ?

出会い系よろしく、さっさと会う手筈を整えるのか?

それこそ下心丸出しじゃないか・・・


じゃあ、男だったら・・・?

先に断わっておくが、俺はゲイではない。

過去にそんな経験もない。

だけど、わざわざネットで知り合った相手が男と知りながら会いたいだなんて。

それこそ下心丸出しだと勘違いされるんじゃ・・・


そこまで自問自答して。

俺は不意に吹き出した。

だって・・・だってさ?


俺、もう悠と会うの前提なんだって気付いて。

それほどまでにもう、惚れちゃってるんだって。

自覚したら、何だか吹っ切れた。



「今度都内で○○の個展があるんだけど、

     俺好きだから見に行こうと思ってるんだ」


なんて。

悠が○○大好きなの知っててそんな事。

わざとらしいけど、あさましいけど。


「いいな、俺も行きたいなぁ、それ」


返ってきた予想通りの言葉に昂りつつ、

何て返そうか数分悩んでから・・・


「良かったらお前も一緒にどう?」


何の気もなさげな一文を打ち。

送信をクリックするほんの手前で。



お前・・・・・?俺・・・っ?

漸く気付く。

俺って言った?

お前、俺って言った??


悠は男なんだ・・・

そっか・・・


少し冷静になって、『お前』を『悠』に直して送信する。

その間僅か3分。

己の潔さに多少驚かされつつ・・・

や、だって会いたい気持ちは少しも揺るがなかったから。


いいんだよ、これで。

俺は悠に会いたいんだ。

悠と言うヒトに。











to be continued・・・












Love you all xxx ドキドキ