2014年中間選挙は民主党の大敗だった | 旅人のコウ(maplenet)さんのブログ

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2014年のアメリカ中間選挙は、与党民主党への風当たりの強さで共和党が上院でも過半数を獲得し、上下両院を野党・共和党が制する結果となった。また同時に行われた複数の知事選でもペンシルバニア州以外は共和党が優位な傾向で、民主党地盤でも共和党の勝利が目立った。

大統領任期6年目の中間選挙は、ほとんどの場合、現職大統領が負ける傾向にあるため、今回オバマ大統領が率いる民主党が負けるのは必然的なことかもしれないが、上院での負け方がひどかった。接戦選挙区ではニューハンプシャー州しか民主党は勝てていない。決選投票に持ち越されたルイジアナ州の結果はまだ出ていないが、民主党のランドリュー議員が再選されても共和党優位の議会は揺るがない。

しかしながら、共和党も喜んでばかりはいられないようだ。
共和党内も、穏健派と保守強硬派の茶会系とは路線を巡って亀裂が生じている。茶会系候補が4年前の中間選挙ほど目立たなかったが、今でも一定の影響力があり、共和党指導部にいるマコネル院内総務やベイナー下院議長が調整で悩みを抱えることになるだろう。

共和党もオバマ大統領に反対するだけでは、20106年大統領選で政権に返り咲きができない。現実的な路線を提示しないと跳ね返ってくるのだ。

中間選挙が終わり、残り任期2年のオバマ政権は、レームダック化が進むだろうが、クリントン政権時のように中道寄りに路線をシフトさせ、共和党優位の議会と調整しながら、決められない政治からの脱却ができるかどうか、そこに注目が集まるだろう。

あわせて、2016年大統領選に出馬されるとみられるヒラリー・クリントン氏の動向にも焦点があてられる。2年後の大統領選を見据えた戦いは、もう始まっているのだ。