オレは前から公言していますが、ADHDとアスペルガー症候群の当事者です。それほど自閉傾向は強くないのですが、アスペルガー的な要素を結構持っているADHDなので、アスペ当事者と話をすると共感する場面が多々あります。そんな当事者としての視点で今回は「孤独」についてお話します。
「自分の居場所が無い」
そんな気持ちになることが幼い頃から多々ありました。周囲と自分は「何かが違う」んです。話が上手くかみ合わないんです。小学生の頃もそうでした。アスペルガー特有の「限定された興味・関心」のため、同年代の子どもたちが夢中になっていることと、自分が夢中になっていることが違うんです。
また、男と女の性差への違和感もありました。「男だから~しなさい!」「男なのに~できて当然!」などの主旨のことを言われたことを記憶しています。アスペルガー当事者の話を聞くと、ジェンダーに違和感を思えた経験のある人がたくさんいるようです。その部分は、性同一性障害と似ています。「男らしさ」「女らしさ」より、わが道を行く「自分らしさ」が強く出ちゃうのが発達障害当事者の個性ですもん。
オレも、自分の世界に入ってひとりで楽しむことが多かった幼少期でした。でも、人とコミュニケーションをとりたいとは思っていました。一人が寂しいと感じることも多かったのですが、なかなか同年代の子どもたちと接することが上手くできなくて、今思えば苦しい時代だったと思います。
中学・高校に進学していくうちに、人とのコミュニケーションもそこそこできるようになって、友達もできてきたけど、「孤独感」は消えませんでした。だって、口では言い表せないけど「みんなと何かが違う」んですもの。わかってもらいたくてもわかってもらえない、言いたくても言えない・・・そんなもどかしさを押し殺しながら過ごした青春時代。
今のオレは、ADHDの特性が強く出ていて活動的になりましたけど、アスペルガーの部分も影に潜めながら持ち続けています。時々、人と接することが怖くなるんです。ひとりで自分の世界に入ってしまいたいこと、ある意味逃避です。そんな自分の影の部分とどうやって上手く付き合っていけばいいのか…一生ついてくることなので試行錯誤が続きます。
孤独を好む自分と好まない自分の葛藤、今でも続いています。