こんにちは、メイプル 燈織です。
小説書きました。
ハッキリ言って読みにくいです。
ではどうぞ。
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[ 貴方が進もうとしている道は正しいですか? ]
刀と刀がぶつかり合っていた。右へ左へとなめらかに動かしながら、相手の隙をうかがっていく。まったく互角の勝負だ。双方が足を踏み出し、交差する。と、片方の刀が宙に舞い、歓声が上がった。刀を飛ばされた人は自分の刀を取りに行き、自分の鞘に収めた。飛ばした方は抜身のままだった。鞘を腰に差していなかったのである。
「二千二百六勝、二千二百五敗、三十二引分けだ。俺の方が一枚上手のように思うが、藤樹【とうき】」
「うるさいな、空流【うつる】。一勝しか変わらないのに、結構いい気になってるだろ」
「なってると思う」
「すぐに頑張って追い越してやるからな」
すると声が割り込んできた。
「はいはい、そこまでにしましょうね。次の人の対戦もしないといけないからね」
「分かりましたと思います、師匠」
二人が席に戻ると、次の試合が始まった。
亜津見明助【あづみのあきすけ】と言うのが、彼らが師と仰ぐ人の名だ。亜津見明助のことを彼らは師匠と呼ぶが、その師匠はなかなか独立させてもらえないのが難点である。現に今回は彼らにとって五回目の試験だが、誰一人として合格する兆しが見えなかった。むしろ、この試験には弟子として相応しいかどうかを見極める意味が込められている。そのおかげで、人数が四人しかいなかった。
「そういえば空流。鞘はどうしたんだ?」
「壊れた・・・と思う」
「ああ、壊したんだ。結構派手に?」
「やったと思う」
「また師匠に怒られないように頑張れよ」
「ほかのことで怒られると思う」
「例えば?」
「藤樹。静かに観戦もできないのですね」
そう言って藤樹の襟首をつかんだ。
「ぐえっ。ヤメテ下さい。結構苦しいです。師匠」
「なら静かに見ますね?」
さらに手に力を込めた。
「分かりましたってば、頑張るからそれ以上首絞めないで――!」
藤樹がそういうと師匠は手を放した。藤樹は首をさすった。空流は知らん顔をしてそっぽを向いていた。そんなことをしていると、試合は終わっていた。
藤樹と空流とほかの二人は試験を終え、普段着に着替えていた。四人は無言だった。それもそうである。この後、合格発表があるのだが、もしかしたら明日からは居られなくなるのかも知れないのだから。
憂鬱な気持ちを抱えつつ、師匠の待つ部屋へと足を向けた。藤樹がふすまを開けると待ちかねたような声が聞こえた。
「やっと来たね、君たち。僕は今か今かとこの日を待っていたよね」
空流以外はどん引きした。
「まあまあ、そこに座りたまえね」
弟子たちが用意されていた座布団に座ると、師匠は話し始めた。
「さてさて、今まで本当に頑張ったね。君たちには『アメニモマケズ、カゼニモマケズ』を送りたいくらいだよね」
「だよね、と言われても困ると思います」
空流が素っ気なく答えた。
「ふう、そうかね。そんなに僕は嫌われているのかね。仕方ないね。結果を言うとしようかね」
そう言って、横に置いてあった紙を取って読み始めた。
「今回合格したものはね――」
弟子の四人はいつものように「いないね」と言われるのを待っていた。しかし、そうではなかった。
「空流、藤樹、京助【きょうすけ】、持統【じとう】の以上四名とするね」
「「「「はああああああ―――――っ??!!」」」」
見事に四人でそろった瞬間だった。
「そんなに驚くことだったかね」
藤樹は身を乗り出していた。
「そりゃそうですよ!四人中四人が合格なんて、結構奇跡に近いですよ!」
「昔は四人なんか普通だったんだよね」
「その時代は終わったはずだと思いますが」
空流がそう言ったが撤回するつもりはないらしく、話を進めた。
「と言うことで、明日の朝に出発してもらうからね。準備はしといてね」
四人には驚愕しかなかった。
「では、解散するね」
師匠は手を振りながら四人を残して歩いて行った。残された彼らは、ふすまが閉まった瞬間ざわめき始めた。
「本当に合格かよ・・・」
「明日ここを出るって結構無茶だ」
「とりあえず親に知らせとくか」
「それがいいと思う」
持統と京助は家業を継げばよいのだが、藤樹と空流はどこにも行く当てがなかった。二人は出ていく用意をしながらどこに行くかをずっと考えていた。しかし、夜になっても行く当ては思いつかなかった。
「どうすればよいと思う?藤樹」
「どうにもこうにも・・・」
二人の会話はぎこちなかった。
「やっぱり俺は師匠に仕えていたいと思う」
「それは・・・そうだけどよ。師匠が許してくれるかわかんねえぞ」
「そこなんだと思う」
「まあ、結構説得を頑張ってみるか」
「じゃあ・・・今から行った方がいいと思う」
「そりゃそうだ」
そんな話をしてから一時間後。藤樹と空流は自分の気持ちを伝えた。師匠は彼らの思いを聞いた後、すぐに言葉を返した。
「分かったね。それじゃあ、僕の下について生徒を持つのかね?」
二人は顔を見合わせたが、向き直るとコクリとうなずいた。
「そうかね。ではそうしようかね」
「「ありがとうございます」」
次の日。家業を継ぐことになった、京助と持統を見送った。
「じゃあな」
「またどこかで」
あいさつを交わした後、二人は去っていった。二人の姿が見えなくなると、師匠は言った。
「まず、僕が基本として心得ていることは、『自分で学ばせる』と言うことだよね。それを君たちにもやってほしいんだよね」
でも、と言葉をつなげた。
「生徒がいないから、入ってくるのを待つしかないね」
そこが問題だった。生徒がいなければ誰に教えるというのだろう。ということで、やることのない二人は掃除をしていた。
「弟子の時とやってること変わらないと思う」
「あー、とりあえず、掃除を結構頑張ろうぜ」
空流は家の外をほうきで掃いていた。すると、ガサガサと草が動いた。空流は腰を見た。刀を持っていることを確認して、視線を戻した。もう一度ガサッと草が揺れて、何かが飛び出してきた。
「わあっ!」
空流が言ったのではない。飛び出してきた少年は空流が刀を抜く前に飛びかかろうとしたのだろうが、空流は刀を使うことなく片手でいなした。
ドスンという鈍い音が聞こえた後、空流はその子を胡乱気に見た。少年は甲高い声で言った。
「拙者の名前は高雅【こうが】!道場破りをしに来た!文句あるか!?」
「文句はあり過ぎると思うが、それよりも女みたいな名前だと思う」
「むっ。なぜ拙者が女だと分かった!」
「・・・」
女だ、とは言ってない。
「ばれてしまったなら仕方がない。ふふふ・・・。そうだ、拙者は女だ!拙者は女だというだけで武術を学べん。だから家を出てここへ来た!どうか」
「ついてこい」
空流はむりやり遮ると歩き出した。
「あの?どこへ?」
「ついてくればそれでいいと思う」
素っ気なく言う。しばらく歩いて一つの部屋の前で止まった。
「空流です。入ってもよろしいですかと思います」
「どうぞね」
空流はふすまを開けると固まっている少女を部屋に引っ張りいれた。
「新しい子かね?」
「はい。家を出てきたと言っていたと思います」
「女の子のようだね」
「入れませんでしたっけと思います」
「いやいや、歓迎するよね」
ここでやっと事態を把握したらしく、高雅は口を挟んだ。
「は・・・入れるのですか!?」
「もちろんですよね。学ぶ気がある人は誰でも入れますね」
「わーい!やったー!」
歓喜のあまり飛び跳ねていた。
「では、部屋に案内してあげてくださいね、空流」
「分かりましたと思います。では、失礼しました」
師匠は誰にも聞こえないように呟いた。
「私の手には負えませんねえ・・・」
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はい。読みにくい理由はご覧のとおり。
口癖のせいです。はい。
飾っても、読みやすい文章って
どうやって書くんでしょう・・・?
そういえば、今回は「・・・」少ないですね。
ではまた。