放射線量5rem(レム)=50(ミリシーベルト)mSv=50,000(マイクロ)uSv 以上で、ヨウ素カリウム大人130mg×被爆1日前から7日間連続服用が必要。現在原発から20-30km圏内でガンマ性放射性物質80mSvだという。なぜいつもここに10kmもの差があるのか。
昨日、菅首相が東電内総合対策本部を設置し正確な情報を求めたものの、まだ東電は測定値を明確に公表しておらず、国際社会のみならず国内研究者からも激しい非難を受けている。これまで東電まかせにした政府の対応の遅れは、もはや取り戻すこのできない5日間である。と、この原稿を書き進める中に、親切にも親類の夫婦が日本の震災と原発事故のお見舞いのため私の所に立ち寄ってくれたため、1時間ほど席を空けた。そうしたところ、来客前は東電が15分から30分に作業員の限界作業時間を引き延ばすため、作業員の1日の限界放射線量を1時間に100mSvから200mSvに急きょ設定を引き上げたとNHKが言っていたが、それが来客後、なんと400mSvにまで上がっているではないか。わずか数時間の間に、人の一生に係る放射線限界量という重大な問題が、こうも簡単に雇用者の都合によって帰ることが可能なのかと驚いた。そもそも、医学的に200mSv以下は人体に直ちに影響はないというのも、要は臨界実験によって確認されていないだけのことであって、放射線研究者によれば、既に100mSvで一時的に白血球の値が下がる、つまり人体に影響が出る値だそうだ。ということはそれを浴びるだけでも将来癌になる確率が飛躍的に高まることが簡単に予想される。作業員はそれを承知の上で現場に向かっているが、1999年の東海村での臨界事故の際は、中性子線で30分大丈夫なはずが、実際には3分で既に限界量の98mSvに達したという。それが400mSvとは、いくら仕事とはいえ、東電は従業員の使命感まかせではないか。そもそも政府はこんな労働環境を公に許して良いのか。原発事故2日目の夜、東電の会見担当者が、記者会見前に記者たちに向かって「私共も昨日からずっとこの状態で、家に帰さなければならない社員もいるので、ご理解頂きたい」と予め質問を制限するかのような発言しているのを聞いて耳を疑った。会社の上層部はTVカメラの前で不満を漏らし、従業員は400mSv/hourのガンマ線を浴びながら死を覚悟して家族・友人に別れを告げて作業を続けている。この格差は何ということだろう。会社は従業員の使命感を利用して人の一生を弄ぶべきではない。海水を注入するとプラントが永久に使えなくなると金銭換算したことにより対応が送れ、福島をズタズタにした東電の倫理観のレベルと、従業員の使命感のレベルがかけ離れすぎていないか。政府もマスメディアも従業員にそんな仕事をさせるなと、逆に東電を指導するべきではないのか。これでは太平洋戦争にアマチュアの兵隊達を英雄化し、特攻隊として送り出した65年前と何も変わらない。彼らは国のため、また福島なら会社のために戦っているのではない。愛する家族や友人達の顔を思い浮かべながら、一人でも多くの命を救えるならと断腸の思いで自分の運命を受け入れ、地上を飛び立ち、「お母さん!」と叫びながら死んでいった。私は人が善行をしようと悪行をしようと関係なく度々牙を剥くのが自然と思うが、今回はそれでは済まなかった。戦争でも天災でも結果が同じなら、結局原因も同じ(人の意識)だ。国家・会社という権威が民衆を殺している。日本は2度も原爆を体験しておきながら、全く何も理解できていなかったことが痛恨の極みだ。
また、今日やっと天皇陛下の会見がTVで流れた。日本国憲法により天皇は国家の象徴で政治には関与しないが、限られた言葉の中でかなり明確に日本政府に対し、直ちに誠意を持って国民を救うよう諭されたように思う。菅首相の東電内への総合対策本部設置が遅れた時間の経過とは、少し意味合いが違うのである。
昨日、菅首相が東電内総合対策本部を設置し正確な情報を求めたものの、まだ東電は測定値を明確に公表しておらず、国際社会のみならず国内研究者からも激しい非難を受けている。これまで東電まかせにした政府の対応の遅れは、もはや取り戻すこのできない5日間である。と、この原稿を書き進める中に、親切にも親類の夫婦が日本の震災と原発事故のお見舞いのため私の所に立ち寄ってくれたため、1時間ほど席を空けた。そうしたところ、来客前は東電が15分から30分に作業員の限界作業時間を引き延ばすため、作業員の1日の限界放射線量を1時間に100mSvから200mSvに急きょ設定を引き上げたとNHKが言っていたが、それが来客後、なんと400mSvにまで上がっているではないか。わずか数時間の間に、人の一生に係る放射線限界量という重大な問題が、こうも簡単に雇用者の都合によって帰ることが可能なのかと驚いた。そもそも、医学的に200mSv以下は人体に直ちに影響はないというのも、要は臨界実験によって確認されていないだけのことであって、放射線研究者によれば、既に100mSvで一時的に白血球の値が下がる、つまり人体に影響が出る値だそうだ。ということはそれを浴びるだけでも将来癌になる確率が飛躍的に高まることが簡単に予想される。作業員はそれを承知の上で現場に向かっているが、1999年の東海村での臨界事故の際は、中性子線で30分大丈夫なはずが、実際には3分で既に限界量の98mSvに達したという。それが400mSvとは、いくら仕事とはいえ、東電は従業員の使命感まかせではないか。そもそも政府はこんな労働環境を公に許して良いのか。原発事故2日目の夜、東電の会見担当者が、記者会見前に記者たちに向かって「私共も昨日からずっとこの状態で、家に帰さなければならない社員もいるので、ご理解頂きたい」と予め質問を制限するかのような発言しているのを聞いて耳を疑った。会社の上層部はTVカメラの前で不満を漏らし、従業員は400mSv/hourのガンマ線を浴びながら死を覚悟して家族・友人に別れを告げて作業を続けている。この格差は何ということだろう。会社は従業員の使命感を利用して人の一生を弄ぶべきではない。海水を注入するとプラントが永久に使えなくなると金銭換算したことにより対応が送れ、福島をズタズタにした東電の倫理観のレベルと、従業員の使命感のレベルがかけ離れすぎていないか。政府もマスメディアも従業員にそんな仕事をさせるなと、逆に東電を指導するべきではないのか。これでは太平洋戦争にアマチュアの兵隊達を英雄化し、特攻隊として送り出した65年前と何も変わらない。彼らは国のため、また福島なら会社のために戦っているのではない。愛する家族や友人達の顔を思い浮かべながら、一人でも多くの命を救えるならと断腸の思いで自分の運命を受け入れ、地上を飛び立ち、「お母さん!」と叫びながら死んでいった。私は人が善行をしようと悪行をしようと関係なく度々牙を剥くのが自然と思うが、今回はそれでは済まなかった。戦争でも天災でも結果が同じなら、結局原因も同じ(人の意識)だ。国家・会社という権威が民衆を殺している。日本は2度も原爆を体験しておきながら、全く何も理解できていなかったことが痛恨の極みだ。
また、今日やっと天皇陛下の会見がTVで流れた。日本国憲法により天皇は国家の象徴で政治には関与しないが、限られた言葉の中でかなり明確に日本政府に対し、直ちに誠意を持って国民を救うよう諭されたように思う。菅首相の東電内への総合対策本部設置が遅れた時間の経過とは、少し意味合いが違うのである。