Vol. 23 No Day But Today | MORE! カナダ・トロント通信

Vol. 23 No Day But Today

 

 仕事帰りにジムへ行き、疲れてお腹もすいているはずなのに、オレンジ・リキュール入りのカクテルのような空を見たくて、セント・クレア駅からジム仲間と歩いて帰ることが多くなりました。そのたびに夏の訪れを間近に感じ心が弾みます。地下鉄の駅前には日刊で現地情報満載のフリーペーパー“メトロ”( www.metronews.ca)のスタンドがあります。それに目をとおして週末の催し物の情報を入手することは、これから欠かせない日課となりそうです。その紙上で1週間のみブロードウェイミュージカル“RENT”がトロントで上演されるという記事をみつけました。

 

昨年夏にNYで“マンマ・ミーア!”と“シカゴ”を観劇して以来 今年初めて“RENT”を観て、出演者たちの素晴らしい歌唱力に鳥肌が立つほど感動しました。台詞がゴスペル、R&B、バラード、ハードロックやタンゴなどさまざまなジャンルの音楽の中で発せられているのでストーリーを把握するために集中力が必要でしたが、あっという間の2時間半でした。

 

ゴスペル調の“Seasons of Love”という曲の歌詞は1年の365日を‘分’になおすと「525.600分。何で数えてあなたは1年を過ごしますか?夜明け、日暮れ、深夜のコーヒーカップ、笑い泣いた日々?」という内容。歌のメッセージは「愛で数えてみようよ」というものでした。隣の女の子が一緒に歌いだすほど皆に親しまれている曲です。NYのイースト・ビレッジが舞台。家賃(RENT)を支払うのも経済的に苦しい若者たちが「No Day But Today:未来も過去もない、今この瞬間を生きていたい」と歌いながら、夢を追いかけて力強く生きている姿に共感を持ちました。

 

トロントで留学生活を送っている生徒さんたちが“今”を大切に勉強に遊びに前向きに励んでいる姿をみると応援したくなります。みなさんもトロントでしか数えられない‘時間’を過ごしに来ませんか?