ひとことで言うと、歴史好きな人におすすめしない。
「歴史を守る」ゲームとしては非常に残念だと思う。
話全体がまとまっていないし、雑な部分も多くて真エンド見ても腑に落ちない。

無双としての爽快感:ゼロ
音楽とビジュアル:非常に良い
ストーリー:素人レベル

(以下ネタバレ)

私も趣味で小説を書いているからわかるから、歴史物は難しい。ましてや正史と偽史、両方書かなければならない。
修正して、どうやってうまく話を繋げていくかはシナリオライターの見せ場なのにできていない。
元主や仲間への思いは念入りに書いてくれたが、修正の部分が雑すぎて笑う。
光秀が謀反人ではなく、信長を救うために兵を連れて本能寺へ駆けつけたのに、信長は行動パターンが決まったAIのようにあっさり自害を選ぶ。
は?
んなわけないでしょ。
人物像はちゃんと研究したか?

そもそも信忠の嘆きが異変の原因ならば、彼が謀反する必要はどこにある?
幼い頃から後継者として大切に育てられ、実際にも才能が認められて家督も譲られたし。息子への愛はちゃんと伝わったと思う。
身内の謀反さえ注意すれば、どう考えても織田幕府成立確定。

このようなツッコミどころ満載なシーンはありすぎて書ききれない。
官兵衛の声は最初から病んでる人しか聞こえん。
やばすぎる。なぜそうした?こんな人にへし切をあげたのか魔王よ……
政宗のキャラ変も矛盾している。自分の夢なんだぞ?
どんな悪夢を見ても人格は変わらんだろう。メンタルクリニック紹介するから早う行け。

さらに東軍につくはずの武将が西軍についたり、死ぬはずの武将が生きていたり…
「正史範疇」とは言えないだろう。真逆じゃねか。
中途半端な修正は終盤まで続いて、これで任務完成!にはならないだろう。むしろ惨敗と言えよう。この状況どう収める?と疑問に思ったら、まさかの夢落ちが来た。

悪夢から全員帰還してハッピーエンド!
良き戦であった!
明るい未来へ!
のようにエンドロールが流れていて、結局謎は謎のまま。
続編で解明するつもりならいいが、そもそも続編あるかどうか。

話の流れを簡単にまとめると:
面影は政府の試作品として顕現

歴史の改変を察知

面影を派遣し、その一振りが元主の影響を受けて脱走

本作の本丸にこんのすけがやってくる

修正を頑張ったがうまく行かない

歴史ではなく夢だと判明

敵撃破、本丸へ帰還

この夢は歴史に何の影響もなく、ただ刀剣男士を滅ぼす罠だとしたら、時間遡行軍はなぜ手を貸した?
三日月が真実に気付くまで、面影も夢だと知らないようだし、首謀者は誰?なぜ面影を含む刀剣男士達を殺したい?
狙われた審神者の「歌」とは何だ?
審神者を襲った勢力と、今回の首謀者は同じなの?
審神者とほかの刀剣はこの後どうなる?
五つの夢とか言いながらも、中心人物は三成、幸村の二人だけ。
薬研の言う通り、信長はただ人気者だから登場させただけ感しかない。上の二人とめちゃくちゃ熱い戦いをして、官兵衛と信忠に対しての扱いはひどい。わき役の中のわき役。

クリアしてもモヤモヤは消えない。
腹が立つ。
やって損した。