古いフィルムカメラには必ず使われているモルトプレーン.....。
フィルム室の遮光用や、ミラーのクッション、プリズム周りの遮光兼クッション材などの用途である。
だが、これらのモルトは、経年変化による加水分解により、ボロボロ・ベタベタになることが多い。
なので、古いカメラでは、実用目的ならば、必ずモルト交換が必要になる.....。
主にフィルム室に使われている遮光用のモルトなら、
清掃の上、交換することで事無きを得るのだが、
ファインダー内のプリズム周りのモルトは、いろいろと弊害が出る場合が多い.....(-"-;A
プリズム固定のモルトが溶けてしまって、プリズムの蒸着面を腐食させてしまったり、
ボロボロになったモルトがファインダー内の露出計のメーターの針に付着して動かなくなったりと、
分解清掃の難しい箇所のモルトは、兎に角トラブルの原因になってしまうものに他ならない....(・Θ・;)
このように経年変化によりトラブルの多いモルトだが、
デジタルになってからは、モルトの使用率は極端に減っているように思える。
わずかに使われている、一眼レフのミラークッション用のモルトも、
材質は昔とは変わっているような気がする.....(^_^;)
まぁ、昔の古き良き時代のカメラは、立派な耐久消費財だったが、
今のデジカメは、メーカーサイドも10年以上使うような想定は、きっとしていないだろう.....(-。-;)
数年で買い換える、“雑貨”と化してしまったデジカメに、修理の心配は不要なのかもしれない.....(゚_゚i)
数十年前のカメラをメンテナンスして、
すべてもモルトを交換するという作業の充実感は、
今のデジタルカメラでは、もはや、味わうことはできないだろうね.....( ̄ー ̄;