オールドレンズを分解すると、
ほとんどの場合、一枚一枚完全に分離できてクリーニングが可能だった。
でも、最近のレンズは、
群ごとに一体成型されたようなユニットになっており、
数枚のレンズが一群のひとつの部品扱いで、それ以上の分解ができないものがほとんどだ。
レンズ総数が十数枚の製品でさえ、ユニット化された群は3~4アイテムでしかなく、
カビや曇り等のトラブルでメーカー修理に出しても、その一ユニットを交換するだけである。
各レンズ群ユニットは、それ以上分解できないように全て強力に接着されており、
はじめから、そっくりユニット交換の修理しかできない構造にしているように思える。
某サードパーティのレンズメーカーなどは、
修理のために分解すらする手間を惜しむようで、
同じシリアスNOを打ち込んだ、まったくの新品を修理品として送ってくることがあるくらいである。
人手と手間と時間とコストが掛かる、レンズを一枚一枚まで完全に分解しての修理より、
余分に作っておいた完成品を、修理品と差し替える法が、結果的には安く済むし、
後々の、対ユーザーへのサービスやクレーム対応に有利ということなんだろう......(^_^;)
単焦点の古いレンズは、基本的に全分解が可能だが、
AF以降のズームレンズは、ユニット群までしか分解できない構造が多い。
そのユニット群を無理やり分解してみたら、ほとんどが再起不能な結果になってしまう.....(^o^;)
まぁ、メーカーですら、ユニット交換する修理しかできない構造なので、
素人が分解すれば、結果は明白なのは理解できるが......(;^_^A
最近のレンズはいろんな意味で確かに高性能だが、
同時につまらなく思える理由のひとつに、
分解清掃が事実上不可能だということかもしれない....σ(^_^;)
レンズもいつしか、電気カメラのごとく、
プリント基板だらけの構造になり、“光学製品”から離れつつあるような気がする.....。
オールドレンズフアンは、
最新の描写性能よりも、
きっと、その造りやノスタルジックなロマンを求めているんだろうね......( ̄ー ̄;