母は、いつもは夜おやすみなさいをして2階の自分の部屋に行ったら、2階の部屋の前がトイレなので、2階から降りてこないのに。


その日は、やっと寝てくれたとホッとひと息ついていたら、母が階段を下りてくる声がして、何事かと聞いたら2階のトイレのドアが開かないから下で入ろうと下りてきたのだそうです。


念の為、2階のトイレ見に行ったら、誰もいないし、カギもかかっていなくて簡単に開きました。


誰もいないよ、大丈夫。(私は、誰か知らない人でもいるのかと怖かったのですが)


でも、開かないよ。(母は、開かないからトイレに行けないから困って)下りてきたのだそうです。


一応1階のトイレに行って、2階の部屋の前のトイレへ。


確認してあるので、開けてごらんよ。


するとドアのレバーを下から握って、開けようとするのです。ほら開かないよ。


私も真似て下から握って引いたら開きませんでした。


ほら、このレバーは、上から握って手の重みで開くのよ。


トイレの前で、母は簡単に開いた事に、私はおかしな握り方をしていた事に、互いに不思議に思っていました。


その後、2日程同じ事を繰返しましたが、その後は下りて来る事はありません。


何故、こんな簡単な事を忘れるのか、忘れたはずなのに、戻るのかよく分からないのが、認知症なのかしら。


そんな風に今日はひとつ忘れ、明日は、ひとつ思い出す不思議ちゃん。


そんな不思議ちゃんと共に暮す私も不思議ちゃんかもしれない。


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今日1日が、皆さまにとって笑顔の多い日であります様に。