母が認知症になって最初の頃は、自分もまだまだ認知症について理解していませんでした。
いえ、今でも理解していない部分も多々あります。
そんな時に病院に行ったらある母娘の人が、笑いながらそんな事言ってるとボケると言う話しが聞こえて来て、一瞬ビクッとしました。
お年寄りの多い病院です。介護施設の方が患者さんを連れてきています。
その人にしたら、ボケるに意味はないでしょうが、聞いてドキッとしてイラっとしてシュンとしてしまいました。
その経験がない人には、わかっているつもりでも、分からない事もありますね。
前に介護制度を創って下さった先生が、ご自分も認知症になったドキュメンタリーをみました。
介護制度は、介護する方にも介護される方にも、なかった時と比べていい制度です。
でも、実際自分が認知症になったら、やっぱりデイサービスには、行きたくないなと思う時がある。
そう私達は、認知症を少しでも理解し寄添っていきたいと思うけど、なってみなければ分からない事もありますね。
認知症の対策として、相手の身になって尊厳を持って、話しをすると進行がおだやかになる。
でも、家族は違います。デイサービスでは、笑顔で明るくしていますが、家では、デイサービスで気を遣った分甘えてわがままになったりします。
家族の中でも、特に介護する人には、甘えてしまいますね。それを家族も知らない。
たぶん花粉症になって、はじめて目のかゆみや鼻水やクシャミがこんなにしんどいものだと分かった様に、親が認知症になり、介護する様になって分かった事がいっぱいあります。
今介護する方がいっぱい悲鳴をあげています。そして、母の年代の人はお年寄りは、家族が見るものだと思って来ましたし、家にずっといたいと思っています。
逆に私がもしも認知症になったら、家族に迷惑をかけたくないし、子供に知らないうちに認知症でわがままを言い重荷になる自分を見たくないので、私の介護は施設にお願いしたいです。
年代の差も、育ってきた環境も、全く違います。これからは、これから。
自分が置かれて、分かった事がいっぱい。それでも未だに分からない事もいっぱい。
今年の夏は、どうなるか、未だ未知数。
介護も、まだまだ未知数ですが。
そんな中を母とともに、少しでも笑顔が増える様にしていきたいです。
ちなみに母には、認知症の告知をしていません。
9年も経つのに、先生からお話ししましょうかとも言われましたが、お断りしました。
この先も、母には告知するつもりはありません。
たぶん告知しても理解出来ないのではと思うのは、私の身勝手かもしれませんが。
今日も拙い文を読みに来ていただきありがとうございます。