息子が薬剤師になるまでの約6年間を振り返って書いています。
現在の息子は、病院薬剤師1年目です。
こちらの続きです↓
卒業試験をクリアして、無事に国家試験が受けられることになった息子は、久々に嬉しそうでした。
…が、その反面、仲良しの友達のひとりが本試験で落ちてしまったんです。
研究室の同級生は、みんな大丈夫だったようですが、落ちてしまった友達というのは、息子と同じアパートに住んでいるので、買い物で顔を合わせたり、大雨の時には、大学まで車に乗せていってくれたりしている友達だったようです。
幸いにも、息子の大学では、本試験で赤点だと再試験が有料で受けられるので、まだチャンスはありました。
前にも書いたかもしれませんが、卒業試験に追試験や再試験がなく、一発という大学もあります。
すぐに迎えに行くつもりでいたのですが、お人好しの息子は、友達の再試験まで勉強に付き合うと言って聞きませんでした
実は、息子の周りでは本試験に受かった人ばかりだったので、そんなもんかーと思っていたのですが、蓋を開けると、学年の3分の1は不合格だったようで、大変なことになっていました。
恐るべし薬学部です。6年次でこんな仕打ちにあうんですから
息子を含め、何人かの友達で、再試験対策を全力ですることに決めて、落ちてしまった友達のために学習室に通い、徹底的に根拠から調べたり、予想問題を作ったりしていたようです。
結果的には、自分自身の国試対策にもなっていたようです。
帰省する前の間に、国家試験の願書提出というミッションも息子にはありました。
大学には、12月末までに提出することになっていましたが、不備があると何度も呼び出されるということで、早めにやるように言っていましたが、なかなか動きませんでした。
友達の再試験が12月中旬でしたので、そちらに夢中になっていて、願書のことは後回しになっていました。
12月に入って、友達がちらほら願書提出をしている状況を知り、やっと書類を開封したのでした。
結局、帰省する前に私が一度、息子の元に行く羽目になってしまったのです
帰省のときにも迎えに行く予定でしたので、片道3時間半の距離を年末に2往復です。
車のない息子なので、必要書類を揃えるために、写真館(検索したそうですが、車でしか行けない距離でした。スピード写真不可と大学で言われたそうで…)に写真撮影に行くこと、郵便局に受験料の収入印紙を買いに行くことが必要でした。
いつも、車で送ってくれたりする友達は、帰省してしまったか、再試験の勉強中なので、息子はタクシーかバスでと考えたようですが、コロナ禍でもあるし、私が行くことにしました。