白血病の寛解導入には、治療のガイドラインがあり、

年齢やPSの低下がないなどの条件が定められています。


・・・というか、PSの低い人や高齢者は、治療成績が著しく低下しますので、若年者(64歳以下)とは違う治療法をその人に合わせて検討します。



AML(急性骨髄性白血病)の寛解導入は、白血病分類によって違いはありますが、イダマイシン又はダウノマイシン+AraCが多く行われ、流れも統一されていますが、

ALL(急性リンパ性白血病)は、統一されたプロトコルがないので、主治医によって異なる場合が多いです。




ALLの寛解導入は、Ph染色体の有無で分類されますが、使う抗がん剤の種類も多く(まぁ、大部分は悪性リンパ腫の治療で使われる薬と同じものを使うんですけど)、

定期的に髄注もやらなくてはいけませんので、長期戦になることが多いんですね。




いずれにしても、急性白血病の寛解導入を行う時期は現疾患による症状を伴いながらの過酷な治療になるので、とても大変です。


現疾患の症状が少なく、PSが低下していない状態ですと、不思議と消化器症状の副作用が少なくて済む方が多いです。


つまり、もともと元気な人は、白血病も治りやすいという印象は病棟の患者さんとたくさん接して感じます。


辛い治療である分、精神的なケアも重要です。


今は、面会制限されている病院が大半ですし、ご家族と会えない辛さを緩和できるように関われるようにしたいです。













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