コラム「言葉の貴公子」チャン・グンソクの魅力
完璧なエンターティナーが夢!
チャン・グンソクを取材していて常に思ったのが、「話が上手だなあ。面白いし、含蓄に富んでいる」という
ことだった。
特に、『美男<イケメン>ですね』で大人気を博したあとは、そのユニークな言葉が大いに注目された。
ここで、いくつかの発言を振り返ってみよう。
2010年11月27日にパシフィコ横浜で開かれたジャパンツアーで、チャン・グンソクはドラマ『メリは
外泊中』で特に印象に残っているエピソードについて語った。
「キャラクターの設定上、酒に酔っているというシーンがとても多かったのですが、実際にお酒を飲んで
から撮影に臨むこともありましたね。それから、僕は寒いのが苦手なのに、韓国はとても寒いんですよ。
撮影のときにからだ中に携帯カイロを貼って撮影に臨みましたが、貼っていることを忘れてそのまま
帰って寝てしまい、ヤケドしそうになったこともあります」
の話を聞いたときは、全身にカイロを貼ったチャン・グンソクを想像して笑ってしまった。
2011年11月25日、都内で記者会見を開いたときにチャン・グンソクは、「今まで『アジアのプリンス』
とか『ワールドプリンス』とか自分のニックネームを自分で言っていました」と語り始めた。
「それは僕自身が本物のプリンスということではなく、『プリンスに絶対なるぞ!』というメッセージを
込めていたんです。今でも、自分が『アジアのプリンス』『ワールドプリンス』になりたいと思っています。
次の目標は、俳優としてハリウッドや中国などいろんな国の映画に出て、韓国人の演技とかアジア人
のコンテンツパワーとかを見せてあげたいですね。韓国や日本だけじゃなく、世界のいろいろなステー
ジでみなさんのために歌って演技ができる完璧なエンターティナーになるのが夢です」
このときの話のスケールは本当に大きかった。
ありのままの自分でありたい
2011年11月26日、チャン・グンソクは東京ドームで公演を行ない、その中でこう述べた。
「最近注目されるようになって誤解されることも多いですね。ずっと愛されるためには、言いたいこと
を少し我慢しなければならないのかな、と。だけど、僕はチャン・グンソクですから、誰が何と言おうと
自由人のままで言いたいことを言って、これまでやってきた通りにやります。真心は通じると信じて
いるから。ここには、僕の心をわかってくれる人たちがこんなにいるんだから……」
その2日後、やはり東京ドーム公演でチャン・グンソクは、2008年に開催した日本で初めての
ファンミーティングについて語った。
「あのとき、2000席で満席にならなくて1500人と遊びました。そのときもずっと考えていました。
チャンスがあったら、絶対に東京ドームで公演したい、と。ここで公演することが夢でした。それが
今日は夢ではなく、本物になっちゃった。もちろん、今までの時間があって今日があります。日本で
初めて『美男<イケメン>ですね』が放送され、そのときからアジアで“ちょっと、ちょっと、ちょっと”
だけ人気が上がり、東京と大阪で公演をしたときは満席になりました。すごくうれしかったです。今でも、
まだ夢みたいです。僕の夢を助けてくれて、本当にありがとうございます」
ファンへの感謝を口にしたチャン・グンソク。念願の東京ドーム公演を成功させて感無量だったこと
だろう。
彼は2012年11月下旬には、さいたまスーパーアリーナで3日間にわたってアジアツアーを行なって
いる。トークタイムではこう語った。
「1年前に『人気はバブルみたいだと思います』と言っていました。自分の人気より、自分がやりたい
ことを探していたほうが、完全にチャン・グンソクみたいな人間だと思います。前のバレンタインデーの
ときに、ウナギたちと一緒にパーティをしたことがあったんです。そのときから時間が流れて、おじい
ちゃんやおばあちゃんになってもバレンタインデーにチョコレートや飴をあげて関係を作りたいんだけど、
できるかな?」
ファンはもちろん「できる」と大きな声で答えていた。
この頃までのチャン・グンソクの発言は自由奔放だった。彼はありのままの自分であろうとしたし、
それがパワーとなってファンを引きつけた。
生まれ変わったチャン・グンソク
年齢を重ねるとともに、人の心には変化が生まれる。
しばしの空白期間を経て、チャン・グンソクが新たに時代劇『テバク』に主演することが今年の1月下旬
に決定した。
その際に、彼は新作への意欲をこう述べている。
「この2年間、大学院に通いながら臥薪嘗胆の気持ちで自分を振り返り、演技に対する姿勢と情熱を
整えてきました。イメージを変えるために、作品選びに慎重になっていました。(『テバク』の主演が
決まり)演技力と誠実さで武装して生まれ変わったチャン・グンソクに期待してください」
彼の発言の中に出てきた「臥薪嘗胆」は、たきぎの上に寝たり苦い肝をなめたりという故事から生ま
れた言葉で「将来のため苦労に耐えること」を意味している。
こういう言葉を持ち出すのだから、この2年間は彼も精神的に辛い時期を過ごしたことだろう。
かつて奔放な発言を繰り返していたチャン・グンソクも、今回は「誠実さ」という言葉を使って自分が
生まれ変わったことをアピールしていた。
20代の終わりにさしかかったチャン・グンソク。兵役入りも控えている。奔放さは影を潜めたが、
「大人の俳優」としての成長を期す彼に大いに期待したい。けれど、言葉の面白さは絶対に失って
ほしくないのだが……。
私はぐんちゃんは何歳になっても自由奔放でいてほしいな~って思いますが(* ̄Oノ ̄*)

