Neighborhood | Inside Edge 

Neighborhood

夕暮れに帰ろうとすると、家まであと2キロほどのところから、空気がひんやりと変わり、町並みと呼ばれるものは姿を消し、代わりに大きな木々におおわれて、山に夕日をさえぎられた通りに入る。
うちの家が涼しいのは、この辺り全体、西日が遮られているのも、一つの理由だと分かる。

このところ、だいぶ生活が落ち着いてきたので、出かけた帰り道に、少し遠回りをしたり、違う道を通ってみたりして、ご近所さんの様子をうかがったりする余裕が出てきた。

今一番気になるのは、ご近所の人が庭の手入れをどんな風にしているか…

お向かいさんの芝はとてもきれいで、エッジも切りそろえられていて気持ちいい。
お隣のバードバスを中心に作られた小さい花壇もかわいい。
ひとつ通りが変わると、小さい噴水や、鳥のえさ台でかわいく飾っている庭のおうち。
ミニチュアの家(たぶん子供が入って遊べる大きさ)に大きな木につるしたブランコ。
木の根元には、雑草が生えないように、薬の混じったチップを広げて、低木をバランスよく植え込みにしたりしている家も…

そんなことをしていたら、すぐ近くに、2年前のシンクロチームメイトが住んでいて、M-1と私の車を見かけたから…と、ちょっと立ち寄ってくれた。
M-1に背が伸びたね…と笑った彼女は、家の事情でスケートをやめてしまったけど、笑顔のかわいいきれいな女の子。
中学を卒業したらしいけど、ずいぶんと大人っぽく見えて、驚いた。
ここの庭が自分たちの思い通りになるようになるころには、M-1も彼女と同じぐらいの年になっていることだろう。