スケートリンク事情*アメリカの東北地方の場合

昭和の森のリンク、閉鎖へfigure-skatingさんの記事にTBしています。
日本でリンクの閉鎖が相次ぐ中、アメリカのリンク事情は日本の関係者が泣いて羨ましくなるような状況かと思われます。
ただアメリカのスケートリンク事情といっても、広すぎて、実際に私が把握しているのは住んでいるLittle Rhodyの州内と、ニューイングランドエリアのみです。
全米一小さいRI州でさえも、私の知る限り足を運んだことのあるリンクが20ほどあります。
この内訳は、市営、学校所有、が殆どですが、銀行などの企業所有のものもあります。
ちなみに、娘が所属しているクラブは市営のリンクを借りて運営していまして、ねずみが出るような(苦笑)結構古くて小汚いリンクです。
リンクの運営は、市営のものは市民の税金が大きなサポートとなっているので、そのため市民への還元として、子供たちに格安でスケート教室や小さい子供向けのホッケー教室を開いています。
大きな市には、必ず市営リンクがあるので、その数だけスケート教室があるといえます。
アイスタイムを時間で切り売りして、それをフィギュアスケートクラブ(フリースタイル、アイスダンス)、シンクロナイズドスケーティングチーム、高校のホッケーチーム、小学生以下のホッケークラブ、大人のホッケークラブが買うので、それがリンク運営の最大の収入源になっています。
他にはパブリックスケート(一般公開滑走時間)毎日1時間半ほどしかありませんが、1人$3前後・・・これで時には200人入ることがあるので、冬場はそれなりの収入になります。
それから、ホッケーのトーナメントが冬の間、それぞれのディビジョンで何度か開かれるのですが、観客席に入る家族からも$3~5を徴収して有料【普段の練習は無料で見学】ですが、このお金は、ホッケーチームのファンドレイズもかねて、折半になっているようです。その内訳は把握しておりません。
日本の新横浜のリンクしか行った事がないので、他のリンクの設備や広さなどは分からないのですが、安く利用できる市営のリンクで、両サイドに観客席があるような立派なリンクは少ないです。
基本的に通年で、学校の体育館みたいな建物で、鉄筋に横板を通したブリーチャーと呼ばれる観客席が申し訳程度についているものが殆どです。
ところが・・・これが学校所有のリンクとなると、全く別世界のようなお話に・・・。
建物も綺麗ですが、観客席も整備されていて、暖房設備もちゃんとあるし、ロッカールーム、シャワー室に、とても綺麗なトイレがあって、他には会議室などもあります。
ツインリンクと呼ばれる二面のスケートリンクを所有している学校も、珍しくはありません。
市営との格差は、歴然、一目瞭然です。
学校所有のリンクも、市営と同様の運営のされ方(アイスタイムの切り売り、パブリックスケート)をしているようですが、主な運営資金は生徒からの学費と親からの寄付(私立は特にこれが大きい)のようです。
リンクの数がたくさんあるからといって、練習環境に恵まれているかと言うと、それはまた別のお話でして・・・(苦笑)
クラブが運営するアイスタイムは、前述のように冬の間、複数のホッケーチームや市営のスケート教室と時間をわけあっているため、十分な練習時間が取れず、そのために娘は他に7つのリンクをサブリンクとして確保し、ジプシースケーターとなっているので、ちょっと大変です。
どのリンクも、車で20分から1時間以内で行ける距離なので、リンク閉鎖が相次ぐ日本のスケート関係者の方には、文句を言うなんて贅沢!と一喝されそうですね。
アメリカの特別スケートが盛んなエリアに住んでおりますが、まさかあの州にはスケートリンク・・・ないよねぇ~と思っていた場所にフィギュアスケートクラブがあったりして、驚愕したことがあります。
その州とは、あの常夏の島・・・ハワイ。これがちゃんとクラブがあるんですよ。
全米中のリンクが検索できるのがここのブックマークにも入れております。
あまり利用される方がここを読んでいるとは思えませんが、ご興味のある方はそちらのサイトでリンクを探してみてくださいね。
全米中にリンクがいくつあるか・・・数が把握できるかもしれません。
アメリカでは、リンクが新設されたり、増設、移設との話はよく聞きますが、閉鎖が相次ぐ・・・と言う話は、今のところ私の耳には入ってきておりません。
日本の相次ぐリンク閉鎖・・・これは関係者も危惧していることだと思うのですが、タレントのあるスケーターを海外へ流出させてしまうだけになってしまう可能性が比例して高くなるということなんですよね。
それを防ぐには、どうしたら良いのでしょう・・・???
う~~~ん、アメリカボケしている私には、この答えは分かりません。(苦笑)
ご意見、アイディアをお持ちの方は、是非お立ち寄りくださいませ。