Pair Skateパートナーとのコネクションのお話 | Inside Edge 

Pair Skateパートナーとのコネクションのお話

土曜日に無事に終わった東部地区予選で、レベルの高いシニア、ジュニアのPairやIce Danceのチームをたくさん見ることが出来て、なんだかとて得をした気分です。
このチームの中から、なんチームか(おそらく各ディビジョンで2,3チーム)は1月の全米選手権でTop6に食い込むのだと思いますが、残念なことに放送で観れるのはTop4ぐらいだったかな?
実はTop3のチームは、グランプリシリーズに派遣されていて、この予選は免除されていて、ベスト中のベストは、ここでは見れなかったということなんですよね。
アメリカ国内でメダルを手にするのも、とても大変なことなんだなぁと、実感しました。

今日のコネクション・・・と言うお話ですが、俗に言うコネがあると言うな話ではなく、「コネクション=繋がり」パートナー間の人間関係、いわば信頼関係についてのお話です。

時々テレビでペアの放送を観ていたら、まだ二人にはコネクションがないようですね・・・と言うような解説者のコメントがあります。
演技中、ユニゾンが弱い(動きが揃わない)腕をさっと伸ばせばそこにパートナーの腕が必ずあると言うようなペアならではのスケーティング技術を指して言うこともありますが、もう一つパートナーシップとして精神的な繋がりの有無についてのコメントだったりします。
お互いの細かいミスやズレを責めるような表情をしたり、演技中であることを忘れて、焦った顔をしたりすることは、ベテランのペアチームにもあるようですが、それが若い選手達になるとうまく隠すことは難しいようです。

演技中よりも演技が終わってお辞儀をする際に、このペアのパートナーシップ・・・人間関係がモロに見えてくることがあります。
昨日観戦したシニアのペア女子選手で、僅か12歳の天才的なスケーターがいて、USFSAが出しているマガジンにも記事が出がこともあり、ちょっとした有名人がいます。
体つきもまだ小さくて、リフトやジャンプも軽々と羽のように持ち上げられ、このチームのポテンシャルの高さは、同じペアをやっている娘の母として、とても羨ましいものがありました。

ただこのチーム・・・やっぱりまだコネクションがないというか、パートナーとしての信頼関係がないというか・・・。
いくつかのミスがあって、最後のポーズが肩に乗せるリフトで終わるところを、男子選手が滑ってしまい、完全に崩れてしまいました。
会場があっと悲鳴を上げた瞬間に、この女子選手は、思いっきり作り笑いをして、パートナーを振り切るように置き去りにし、ジャッジの正面で一人だけ両手を挙げてお辞儀をし、観客にもクルクルとスピンをかけたあとのお辞儀をした後、パートナーの青年を後ろに残してさっと氷からおりてしまいました。
肩で息をするパートナーの青年、崩れたときにどこかぶつけたのでしょう、少し痛そうに顔をゆがめ後からおりてきましたが、とても気の毒でした。

東部地区予選では、シニアだけ得点が即時発表されますが、まだKiss&Cryは設置されておらず、おりてからしばらくコーチとリンクサイドで得点を待つ間話していました。
その間、彼女は一度もパートナーの方を見向きもせずに、露骨に怒った顔を露に、僅かに頷いていましたが、明らかにパートナーを責めている感じがビシバシと伝わってきました。
パートナーの青年は彼女に話しかけることも出来ないほど・・・、その緊張感は周りで見ている人たちにも伝わり、『彼女・・・スゴイ怒ってるわね。』『怒ってるよ』『怖いわね』と少しざわついていました。

このとき、横で一緒に見ていた娘に言ったのは「あなたがペアの選手としてどれだけ上手になったとしても、あんな態度を人前で見せたら、二度と氷には戻れないから、憶えておきなさい!」

少し冗談めかして言いましたけどね。(苦笑)でも私は本気です。(爆)

ペアスケートは危険なスポーツ・・・でも、そのスポーツを選んでやっていくのだからパートナーシップはとても大切なことなんですよね。
練習で何度かお互いに痛い目にあいつつ、いろいろな技を習得していくわけですが、それはいつも怪我と背中合わせです。
コンペでミスをして、そのミスが明らかにどちらか一人だけのミスのこともあれば、どちらか一人がミスを誘引してしまうことも・・・でもそれを受け入れられないようであれば、ペアを続けていく資格はないから、ソロへ転向すべきだと、私は考えています。
娘はまだひよっこのスケーターですが、スケーターである前に、ちゃんとした一人の人間であって欲しいとも思っています。

さて、娘達のチームは、早速今日の夜から新しいプログラム作りに取り組むことになり、後来月の半ばに開かれる娘のホームリンクのクリスマスショーに出演する予定なので、そのプログラムも始めます。
数少ないペアのチームなので、あちこちからショーのお誘いがかかるようになりました。
これらは純粋に楽しむだけのイベントなので、気持ち的にもとても楽です。
でも楽しむだけでなく、パートナーとしてのコネクションを育てていく大事な機会なのだと思います。