Figure SkateのPair・・・お好きですか? | Inside Edge 

Figure SkateのPair・・・お好きですか?

以前一番好きだったのは、女子シングルだったのですが、中国のPairチームが欧米の選手達を抑えて活躍するようになってから、Pairも好きになりました。

今では女子シングルと同じぐらい、Pairも好きです。


USFSAのサイトに、Rena Inoue & John Baldwin チームの近況が記載されています。

カルフォルニアで、オリンピック、ブロンズメダリストのJill Watsonのもとで、数年トレーニングをしてきたのですが、今度アリゾナにある施設の整ったところへ、コーチと一緒に移って、今年の全米選手権制覇と世界選手権へ向けての練習をすることになったようです。

カルフォルニアも、意外にスケートが盛んで、有名な選手もたくさん輩出しているのですが、このチームが練習していたのは、6チームのペアが一緒でNHL(アメリカのホッケーリーグ)サイズのリンク(つまり小さめということ)で、そこへロスの混雑したトラフィックの中、週5日通っていたとのことで、さほど恵まれた環境とはいえなかったようですね。

今年の初めの全米選手権で、優勝候補だったディフェンディングチャンピオンのチームが大きなミスを連発して、Rena Inoue & John Baldwinチームもミスはあったものの、逆転優勝をしました。
優勝が決まった瞬間は、バックステージのテレビで観戦していた二人でしたが、二人ともこんな形で勝った事に複雑な心境だったようで、その時の表情が忘れられません。

その同じ日に、コーチのJill WatsonがU.S. Figure Skating Hall of Fame 入りが決まったそうですが、喜び事が重なったにもかかわらず、コーチもテレビの前にいた両選手に、後ろから静かに話しかけ、ハグをしただけにとどまりました。

後日出されたスポーツ新聞やマガジンの記事も同様に、新しいチャンピオンを称える記事はなく、ビターな勝利だったと表現し、扱いも小さなものでした。
アメリカのフィギュアスケートPairの衰退だと言い切るスポーツライターもいたようですが、確かにTop3の演技は世界のトップと競争していくには、お話にならないくらい、お粗末なものだったと思います。
メディアだけではなく、スケート関係者一同、落胆の色は隠せなかったというか、しらけてしまったようでした。。

その一つの理由に、誰も表立っては言いませんが、多少出来が悪くても、日本人である選手がいるチームよりも、アメリカの代表には、両選手がアメリカ人である方が・・・という雰囲気は、大会前からもあったんですよね。
実際に、親としてフィギュア界に身を置いてみて分かったことなのですが、このスポーツ・・・そして、国自体もいくら表面を取り繕っても、人種差別はあると感じます。
解説者のコメントや予想と称する希望的観測からも、それは十分に伺えました。(苦笑)

なので、このチームには、がんばって欲しいんですよね。
それに、ワタクシ・・・このチームが結構好きだったりします。
前年の全米選手権では、スロージャンプの失敗で、壁に激突したInoue選手、試合の後に膝を何針か縫う怪我だったにもかかわらず、1分以上の残りのプログラムを最後まで滑り通したんですよね。

彼女って・・・根性あるよなぁ~と感動したのですが、キスアンドクライ(選手が点数を待つところ)でテレビカメラが目の前にあるにもかかわらず、パートナーのBaldwin選手“僕のせいだ・・・すまなかった”と、何度も謝りながらずっと、Inoue選手をいたわっているんですよね。
その様子は、なんだか見ていて「ちょっと、かっこわるぅ~!もっとしっかりしろよぅ」っと、情けなく写った反面、彼はInoue選手を大切に思っているんだなぁと、すぐに分かりました。

このミスはだけでなく、減点の対象となるミスは、大体いつもBaldwin選手の方がやっちゃうんですよね。(苦笑)
いや、これはこのペアに限ったことではないのですが、どこのペアチームも、大体小柄な女性の方がジャンプは安定しています。

昨年のロングプログラムは、曲が映画Parl Harborのサントラで、日本人として、ちょっとこれはなぁ~と複雑な気もしたのですが、プログラムが始まると、構成やリフトのバリエーション、難易度にはたくさん魅了せられるとこがたくさんありました。

なので、ここぞと言う時に、大きなミスをしなければ、全米チャンピオンになるだけの力は十分に持っているチームだと思っています。

心配なのは、Baldwin選手の体力・・・年齢的にもピークは過ぎていると云わざるを得ないのですが、Pairの男子選手は、パートナーと同じエレメンツをこなしつつ、リフトの際のエネルギーロスや呼吸抑制による酸素吸収量の低下もあるので、本当にハードなんですよね。

でもそこは、長年の経験と二人の絆で補って、今年こそ優勝の瞬間に、思いっきり、やったぁ~~~!!!ってガッツポーズでもハグでもキスでもして、喜ぶところを見せて欲しいと思っています。