海外発送あれこれ:通関手続きに注意 | 英語多読のメイプルハウス

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海外発送する場合は、貨物だけでなく、小さな宅配便荷物や、書類のような薄っぺらい封書でも必ず「通関」手続きが発生します。

輸出の際に発生する関税は輸出通関、輸入の際に発生する関税は輸入通関でチェックされます。輸入通関は、輸入する国の法律で決められた物品に税率が掛けられますので、思わぬ物にも税金がかかるケースがあります。

例を挙げると、ロシアは、CD(いわゆるCD-ROM, DVDなど)に関税が掛けられています。びっくり

 

個人輸入の場合は、日本に入ってきた際の輸入通関手続きだけ気にしておけばよいですが、個人輸出する場合は、基本的に発送する側が、輸出時だけでなく、到着国の輸入時の通関手続きを気を付けておかないと、トラブルになる可能性があるので要注意です!

 

どんなトラブルかといいますと、インボイスの書類の不備があると、輸入側の国の通関で、荷物が止まってしまうのです。そして、受取人に連絡が行き、受取人が保税倉庫まで出向いていって、中身の説明を求められたり、追加の税金を請求されるという事もありますガーン

実際私の失敗談を申し上げると、大量の冊子を段ボールに詰めてドイツに送った時に、税関で止まり、現地の駐在員から「税関まで取に行きましたよ~・・」と苦情を言われた事があります。非売品の冊子だったので、インボイスの記載がいいかげんだったからです。

 

これがもし、取引先だったらエライことになりますよねーー

 

さらに、海外向けの荷物は、「中身をチェックされる」という事前提で梱包しましょう~

簡易包装で出したら、到着した時は開封され、税関の応急処置でテープで再梱包されてボロボロ・・・・なんて事になります。

海外から発送された荷物が梱包ボロボロで到着した事ありませんか?これは、発送国側での梱包時・配送時に丁寧さに欠けているプラス、税関チェックでさらに追い打ちをかけられた結果です汗

 国際郵便(EMS)の物品扱いで荷物を発送する時は、国際宅配便と税関手続きの仕組みが異なり、現地通関時に開封される可能性が高いです。

 

通関手続き自体は、郵便業者、国際宅配業者が基本的には代行してくれます。国際宅急便の送り状には「相手国で発生した関税の支払いを、発送元が負担する」という選択があります。

 

こういった、関税時のトラブルを避けるには、「インボイス」の記載について、事前に知っておいた方がいいです。

 

次回はインボイスについて書きますね!