今日は真面目なお話を
こういう話が苦手な人は読み飛ばしてください!
私は低用量ピルの使用歴15年以上ですが、15年経っても低用量ピルへの認知の広まりやイメージの改善に、大きな変化を感じられません
勿論避妊が目的で使用している人もいますが、それ以外の目的で使用してる人も多いのに、それがあまり広まってないように感じます
大学生の頃の友人は、病気の治療のために低用量ピルを服用してました
私が服用し始めたのも、月経時の出血量があまりに多すぎて生理用品でカバーしきれないほどなのと、貧血も酷かったからです
私はPMSも生理痛もかなり軽い部類だと思うけど、とにかく出血量が多くて大変でした
日中も漏れてないか気になって目の前のことに集中できない
トイレに中々行けない日なんかもう最悪でした
勿論夜用の吸水量が売りのものを使ってましたが、それでも量が多すぎて漏れてしまう
実際に、バイト中に中々トイレに行けず、ズボンが真っ赤になってしまったこともあります(たまたま着替えを持ってたのでどうにかなりました)
夜中もどんなに「寝てる時も横モレしない!」みたいな物を使っててもシーツが汚れるので、それが気になって夜中に何度も目が覚めて安眠できませんでした
また、出血量の多さから常に貧血が酷く、しょっちゅう立ち眩みを起こしてました
電車の中で気分が悪くなってしゃがみ込んでしまったことも何回もあります
そんな日常生活にかなり大きな支障がでている状態だったので、どうにかしたいと思い自分で調べて産婦人科に行きました
まだ10代だったので自分で行ける範囲の産婦人科が限られていて、近所の市立病院の産婦人科に行きました
そこがまた最悪で、開口一番「アフターピルがほしいって!?やらかしたの!?」と中年男性医師に大声で言われました
アフターピルではなく、日常生活に支障が出るぐらいの出血量だから改善のために低用量ピルを飲みたいと言っても、「どうせ避妊目的でしょ?」という態度を隠そうともしませんでした
そこに通うのが辛すぎて一旦は飲むのを止めたのですが、やっぱり日常生活への支障が大きく、今度は電車で行ける女性医師の個人の婦人科に行きました
そこでは医師に酷い態度を取られることなく、その病院には5〜6年通いました
最近はネットでジェネリックの低用量ピルを購入できるようになったので、そちらを利用してます
・ネットで購入できるので、混んでで待ち時間の長い婦人科に行かなくて良い
・ジェネリックなので価格が抑えられる
など、メリットが大きいなと感じます
ただ、初めて低用量ピルを利用する人はまずは病院で購入されるのが良いかなと思います
低用量ピルには
・月経が軽くなる
・月経の日をコントロールできる、生理不順の改善
・PMSが軽減される
・卵巣癌、子宮癌、大腸癌のリスクが下がる
などのメリットがあるけれど
・軽い吐き気、眠気
・下腹部痛、不正出血
・胸のハリ、むくみや太り
などの副作用が出る場合もあります
(私は副作用はどれもまったく感じませんでした)
また、血栓症のリスクは上がるためこまめに水分を摂るなど意識する必要はあります(服用し始めて3ヶ月〜半年程がリスクが高まりやすいですが、長期服用でリスクは下がります)
リスクが上がると言っても1万人に3〜9人という確率なので健康な方ならそこまで怖がる必要はないと思うけど、リスクを理解しておくことは大切です
病院では服用前に自分の血栓の出来やすさを調べることもできたりしますし、副作用が出た場合のことを考えても最初は病院で処方してもらうのがオススメです
慣れてきたら、価格や便利さを考えるとネットで購入するのも良いかなと思います
ちなみに私の場合は、病院で処方していたころは
1か月分で3,333円
半年分までまとめて処方してもらえる
年に1回血圧や体重の検査がある
(当時服用してたのはトリキュラー錠28)
現在はルナルナおくすり便を利用しており、
おまとめプラン6シートで
初回はオンライン診療あり
1か月分1,898円
半年分のシートが2回届く
1年後にまた購入する場合、再びオンライン診療
(現在服用してるのはジェネリックのラベルフィーユ錠28)
となっています
何をどうしても漏れるほどの出血量で数時間おきに必ずトイレに行く必要があり夜も安眠できなかったのが、仕事中トイレに行けなくても大丈夫なぐらいにまで落ち着き、また出血がある日数もかなり短くなりました
年間にするとかなりの出血量の差だと思います
おかげで、長年の付き合いだった貧血も治りました
体への負担も精神的な不安も激減し、日常生活がかなり快適になりました
もちろん正しい知識をもって服用する必要はありますが、低用量ピルには避妊以外にかなり大きなメリットがあるし生理に関する悩みの多くが解決されるので、変な偏見がなくなりもっとオープンに利用しやすい世の中になるとうれしいです