最近のトロントは15℃~20℃あたりをウロウロしていて、ポカポカした気持ちの良い天気が続いています
コートも薄手の冬用コートから春のコートに変えて、身も心も軽くなってわくわくします

さて、前回の記事で語学学校が定員オーバーで待ちリストに入れてもらった件を書きましたが、先週の火曜日に早速空きが出たとの連絡があり、先週の水曜日から授業に参加できることになりました
今日でちょうど一週間経ちましたが率直な感想は、正に出会ってしまった
という感じです!!!
今回は、レベルが1~8に分かれた中の、レベル7・8の人が所属するクラスに入れてもらうことができました。
この学校では今回入れてもらったクラスが一般英語の上級者クラスとなっており、このクラスを卒業するとビジネス英語やIT等の専門用語を学ぶためのクラスに入ることが出来るようになります。
私のクラスを担当しているのはデボラという中年の女性の先生なのですが、この先生がまた強烈なキャラクターの持ち主であります
デボラのポリシーは「生徒を甘やかさない」こと。
「学校を一歩外に出た社会では、誰もあなた達に対して子供を相手にするように優しく手取り足とり世話なんてしてくれないのよ。自分から情報を発信して、積極的に人と関わっていく人間じゃないと、誰も雇ってくれないし、ボランティアで仲良くなんてしてくれないのよ。あなた達が外の世界で一人前になって行くことができるようにサポートすることが私の仕事。だから母親が乳飲み子にミルクを与えるように、優しく何もかもお膳立てなんてしないわよ。自分で発言して積極的に授業に参加して掴み取るのよ!!」
と口をすっぱくして言います。
そんなデボラのクラスでは、いくつかのルールがあります。
1.授業中に絶対に辞書を使ってはいけない
<理由①>
辞書の中には生きた英語なんてない。辞書の中には今は使っていない古典的表現も沢山あるとのこと。辞書で勉強した英語を使うと、古い妙な表現を使った変な外国人のできあがり!
<理由②>
分からない単語があったら、前後の文脈からどういう意味かを推測することが最も大切。すぐに辞書をひくんじゃなくて、想像力と脳みそを使いなさい!
2.なんでもかんでもメモしてはいけない
先生がホワイトボードに書いた単語を、何から何までノートにメモするのはやめましょう!
<理由>
この世にはものすごい数の単語があって、出会う単語を一々覚えようとしたら頭がパンクしてしまう。
よって、「今」本当に必要な単語のみに重点を置いて取り組むようにすること。
3.とにかく発言すること!質問すること!
座っているだけなら猿でもできる。
ここに来て英語を学ぶつもりなら、自分から参加して上達するチャンスをつかみ取りなさい。
と、こんな感じです。
生徒を甘やかさないデボラは時にとても厳しいですが、生徒に対する愛情は底なしです。そして誰に対しても平等でブレが無い。相当頭がキレて、かなり太い筋が一本通ったポリシーのある人です。私は初日からデボラの授業に夢中になってしまいました
デボラのクラスはただ単に英語を学ぶためのクラスではなく、正に生きるために必要な英語のスキルを学ぶためのクラスなので、容赦なく発言させられます。
私の初日の授業では、「未成年が罪を犯した場合、少年院に送るべきか、刑務所に送るべきか」というとても重いテーマを実際に起きた事件を元に話をしていました。(正直初日でここまで込み入った内容なのか~と驚きました
)
・どうして少年院に送るべきだと思うのか
・どうして刑務所に送るべきだと思うのか
・どんなケアが必要だと思うか
・少年犯罪をなくすにはどういうサポートが必要か
などなど、自分の意見を発表します。しかし、本当に大変なのは発表した後なのです。
実はデボラは元弁護士なので、良く考えずに発言することを良しとしません。
自分の意見には責任を持って発言しなければいけない。英語が苦手だから曖昧な発言をしたと分かれば徹底的に斬られます
英語が苦手なことを理由に適当な意見を言って逃れるのではなく、つたない英語でも本当に言いたいことをきちんと伝えようと努力することが大切だと、何度も何度も言われました。
ほんと、鍛えられそうです
デボラはとても厳しいですが、私が今まで出会った中で、多分1番か2番目くらいにポジティブな人です。ものすごくポジティブで底なしに明るいので、一週間授業に出ただけで影響されて、自分もとってもポジティブになりました
今まで受けた英語の授業で、一番実践で役に立ちそうなクラスです。
これから自分の英語がどう変わっていくのか、とっても楽しみです