ときは晩ごはん時。
席に着くといつもとは違う光景が目に飛び込んできました。
「 みんなそろったけん、いただこうかね 」
えっ?なんで?
しゃろちゃん・・・
なぜ席に着いてるの?
ってか
そこにどうやって上った?
「 ぐずぐずしとらんで はよ ご飯ばはいよ 」
しゃろちゃんはご飯時を見計らって
私たちと向かい合った席に勝手に座ってました。
階段の高さをようやく上るビビリ~なしゃろちゃんが
この高さの椅子に自力で上ったことは今までに一度もありません。
参考資料。
この高さのジャンプが限界らしい。
これで上れるわけがないのに・・・
反対側に回ってみるとすぐに謎が解けました。
「 いすに座るためにフレしゃんが踏み台を用意してくれたとです 」
いやいやいやいや。
チガウ チガウヨ!
それはアイロン台ダヨ。
踏み台チガウヨ。
「 さすがフレしゃん!今夜からシャーちゃんもいっしょにご飯ばい 」
あーあーあーあ。
もうすっかり勘違いしちゃってる様子です。
「 シャーちゃんはとうとうここまで上ったばいすごかごた~ 」
アイロン台はしゃろちゃんが寝てからコソっとしまおう。
無かったことにしよう。
うん、そうしよう。
「 気に入ったとだけん、出しっぱなしでよかばい 」
聞こえてたみたいです

「 めーし!めーし! 」