日に日に悪化していく父の鬱病。
それでもストイックな父は、大きな公園へ行きウォーキングをしたり、森林浴をしたり、温泉に入ったり、必死に前に進もうとしましたが、それも空回ってしまいます。出かけた先でも突然カクンと落ちて寝てしまったり、近所の温泉もそろそろ出入り禁止になるだろうという頃、公園で車もぶつけられ、当て逃げされてしまいます。

普段は付き合いの少ない、父の弟や姉とも話し合い、入院させようという結論に至ります。
母はかかりつけのメンタルクリニックへ行き、入院させて欲しいと頼み込み、精神病院として有名な病院へ入院が決まりました。

父も前向きに療養すると言い、生真面目で、用意周到な父は、たくさんの持ち物を、挙げ句の果てには血圧計までをバックに詰め、床屋へ行き髪を切り、張り切って入院しました。
安心しました。