周りが気になる父は、個室に入院しました。
入院三日目にわたしは娘と二人JRに乗り、父の住む町の病院へお見舞いへ行きました。

三ヶ月ぶりに父に会いましたが、変わり果てた父の姿でした。

三ヶ月前から、すごい速さで、音を立て崩れていった、転げ落ちていった。

わたしは滞在中何度も病院へ行きました。

一週間ほど療養すれば気が済む。任意の入院。必要のない入院。病院側はそんな感じだったと思います。

制限はほとんどありませんでしたし、部屋での仕事、自由に外出もできました。
担当は女医さんで、わたしもご挨拶をしました。

若い看護師さんに、Tさん( 父 )ごはん食べたかーい?そっかそっか、早く食べないとだめだよー。と言われています。

父は、会社の二番手でずっと走り続けてきていた。そんな仕事ばかりする父を尊敬していた。知識が豊富で、頭のいい父、立派な父だ。そんな初対面の若い女の子に、子ども扱いされるような男じゃない。そんな気持ちが沸き起こります。

看護師さんに言われて蕎麦を食べる父。口の周りを汚し、こぼし、病衣を汚しながら食べ、そのまま寝ています。

Tさーん、眠くなっちゃったのかい?ははははは