遠くにいる父の様子を知る術は、母から聞く他なくなりました。母はほぼ毎日、父の姉と共に病院へ行ってくれました。わたしも毎日、叔母や、母に電話をし、様子を伺いました。それまで親戚付き合いがうまくできなかったのですが、その時初めて、叔母が頼りになるいい人だという事を知りました。

閉鎖病棟は、ベッド意外何もなく、何をするにもその都度許可が必要なのです。

三階の部屋の窓から、外を見ていたら、外を歩く子供に、変なおじさんが見てると怖がられ、怒っていたと母から聞きました。どこが変なんだ、なんてやつだと怒っていたと。

父は怖いおじさんなんかじゃない、子供が大好きで、子供に好かれる優しいおじさんなのに…
父は社会の邪魔者なんかじゃない…