初めて閉鎖病棟に入りました。鍵がかかっています。しばらくデイルームで待ちます。ある患者さんは独り言を呟き、ある患者さんは詰所の看護師に何か言っているが相手にされてない様子。
父がいたという個室を教えてもらいました。もう他の人が入っていました。ここが父の人生の最後の場所…

しばらく待ち担当医が現れ、別室に案内されました。先生と看護師、わたしの娘と母と夫です。まず、重複になりますがもう一度教えてください。

亡くなる前日、尿が出なくて苦しいと言い、尿管カテーテルをし、水分補給の点滴をした。いつもより的を得ていない事を言っていて、夜に徘徊し、間違えて他の部屋の中のトイレに入った。おもむろに消火器を持っていて、危険なので手足拘束した。翌朝巡回に行ったら昏睡状態だった。苦しまなかったと思う、との事。
そして、いつも仕事と娘さんの事を言っていて、前日、詰所に来て、娘とご飯に行く約束をしてるから外出させてくれと言いに来ていたよ、と。

本当に約束してるつもりだったのか、外出する口実にしていたのかは分かりませんが、なんとも言えない気持ちになります。

脳は異常なし、どこがどうしてああなったのか、先生もわからないと言っていました。

先生は冷静沈着でしたが、ひたいにビッショリ汗をかいていました。

大丈夫、わたしは先生を責めませんよ。