母と電話を切ってから、わたしは答えを見つけた気がしました。

ひどい事を言いました。母が書いているノートは見ないで捨ててやろうと思っているだとか、死に目に会いに行く気はないだとか。でもその末、やっと聞きたかった謝罪の言葉を聞けました。

恋人や友達は選べますが、親は選べません。
お母さんが母親で良かった、という結婚式の定番の台詞を母に言ってあげる事はできません。
ずっとそれを申し訳ないと思っていましたが、それは単なる、言える相手じゃなかっただけの事だったのです。

わたしは、母を好きになれない自分を責めて生きてきてしまった。今もまだそうです。

でも、これからは新しいスタートをきりたいです。なぜなら、母は謝ってくれたからです。
許せない事、どうしようもならない事なんて、人生において沢山ありすぎる。水に流す事はできなくても、それを肥やしにしていけばいい。