ユウさんが、再び札幌に来てくれました。
前日はわたしの地元に泊まっていたそうです。
タクシーをチャーターして、父と行った思い出の地を巡ったとの事。父が大好きだった絶景の場所があるそうで、そこへ行ったそうです。
タクシーを降りてから二十分ほど歩かなければいけない場所らしく、運転手を待たせ、その場所へ行き、持ってきた父の骨の容れ物の蓋を開け、景色を見せたと言っていました。
もう北海道に来るのは最後になるかもしれないと思って、贅沢にお金を使ったそうです。
しばらくユウさんに会えなくなるかもしれないと思いました。
ユウさんは、自分はもう生きている意味が見つからない、どうなってもいいと言っていました。
わたしは、ユウさんに、そう思うならそれでいいと思います。早く忘れて次に進めとか、頑張れとか言いません。ただ、いつかはユウさんに、いい人が現れるといいなと思います。と言いました。
ユウさんは、父の最後の女になりたかった。自分は思い出と生きていていく。たくさんの思い出をもらっています、と言っていました。
わたしは父の事だから、一生代わる人が現れないけど、ユウさんには、恋人という形で、代わる人に出会うチャンスがある。
どちらにしても、ユウさんが一番納得のいく人生を生きてほしい…