遠慮しとくといいたくなるタイトルですね。
たった15分のメトロポリタンオペラの宣伝番組な訳ですが、
わたしゃ1つの演目につき語りだしたら2時間はいけると思います。
先日のNHKの番組でトスカをやってましたが時間的に物足りなかったです!
蝶々夫人
一途な恋という紹介でした。
蝶々さん15歳は親が死んで芸者にならないと生活していけない。
例え遊びとわかっていてもピンカートンに恋(執着)するしか
なかったのかもしれません。親戚とも縁を切ってしまったし。
戻ってこないと感付きつつもプライドもある以上引けない。
しかしピンカートンって好きじゃない…。
カルメン
鉄火場で喧嘩してめでたく?軍隊送りになったホセ。
(このため一幕のミカエラとのデュエットで母に許しがどうこう出てくる)
真面目な男が人生狂わされたお話しとも解釈されるけど、
そんなに真面目に思えない…。
蝶々さんは3年ピンカートンを待ちましたが、
カルメンは1ヶ月ぶりにあったホセが帰営時間だから帰ると言ったら怒ります。
ここで歌われる花の歌に赤いバラやカーネーションが使われますが
本当はカシアというスパイスにもなる花だそうです。
だから1ヶ月経って花は乾いて萎れてしまっても甘い香りが残るらしい。
でもカシアはイマイチ地味なので目立たない。
野性のように生きるカルメンですがメリメ原作では既に夫がいました。
まあこれもホセが殺すわけですが。
この辺はパス・ヴェガの映画版をみると原作に忠実です。
自由に見えても、良くも悪くもしがらみと縁が切れないのが人間。
オペラの最終までホセから貰った指環をしてますし
刺されて死ぬのを受け入れます。
ちなみにこの映画のホセは大変男前です。
オペラに戻ると私の理想のホセはフランココレッリです。
声も解釈も最も好き。更にハンサム。もう何も言うことない。
ホセだけじゃなく色んな役で理想です。理想のテノール。
(YouTubeだけど)始めて聴いたときは夢か幻かと思いました。
トスカ
デアゴスティーニのDVDで演出家のゼッフィレッリが、
トスカは心の底でスカルピアに惹かれるのを恐れていたみたいな解釈をのべておられました。
3分ぐらいのVTRなのでここまで突っ込んだ話は無理です。
トスカがスカルピアを刺し殺したのは
自分の身を守るためでもありますが、
この2幕ではカヴァラドッシ(トスカの恋人、画家)が
同志アンジェロッティ(革命家)を匿った罪で投獄され
アンジェロッティの居場所を吐くまで拷問にかけられ、
カヴァラドッシの叫び声が聞こえます。
スカルピアは恋人を助けたかったら俺のものになれと迫るわけです。
この辺りのシーンが面白い。
カヴァラドッシのVittoriaーーVittoーーriaーーーーーーーー!!!を楽しみにしています。
WOWWOWは65年のカラスとコレッリの舞台を倉庫から探してきて
放送してもらいたい!
昔、フィギュアスケートのヤグディンがトスカを使いましたが、
彼の衣装は死を覚悟したカヴァラドッシがサンタンジェロから見た風景を
イメージして作られたんだと思いました。
黒地に無数の星のようにスパンコールが煌めいて、
袖の灰色と白は夜空に浮かぶ雲をイメージしたのかな?綺麗でした。
トゥーランドット
同じく拷問繋がりでトゥーランドットのリューは拷問にかけられますが
カラフの名前を言うのを恐れて自害します。
オペラ好きだったらしいジャック・ゲランはこのリューの名の香水を作りました。
男嫌いと紹介されていましたが、トゥーランドットは
先祖が虐殺されているので人間不信になるのも仕方ないと思います。
関係ない人間に当たりすぎですが。
一方、一幕冒頭でトゥーランドットの恐ろしさを聞かされ
呪ってやると息巻いていたカラフですが、一目惚れ。
話が急転直下ですが、お前気が狂ったのか?と重唱で突っ込まれているので
作者にもその自覚はあるらしい。
こうは書きましたが、
カラフは流浪の身になって父親と家来のリューとやっと再会したところです。
皆このまま放浪していてもマノンレスコーみたいに衰弱死するかもしれません。
(マノンは自分が巻いた種でもある)
そう考えると謎かけに失敗して殺される危険はあっても
もし成功したら再び王子に返り咲きますし、
姫(※美人)と跡取りも残せ再び国の繁栄へとなるかもしれません。
そうなればティムール(カラフ父)とリュー(家来)も安泰なはず!
博打にのってみる価値はあるかもしれません。乗るしかない!
そしてトゥーランドットの出す謎を見事に解きました。
ここでハッピーエンドとなっても良さそうですが、
ハリウッドでなくプッチーニ先生のイタリアオペラなのでそうはいきません。
トゥーランドットがまだごねます。
そこでカラフは自分の名前を当ててみせろ、
もし夜明までに名前がわかったら自分は死ぬと引いてみます。
押す一辺倒じゃないあたりさすが王子である。モテる男は違う。
このあと、ここでカラフが出した問題のお陰でリューが死ぬことになる。
しょうがないよ、イタオペだもの。
(個人的にはこの2幕の謎かけのシーンが大好きです。
いくつかライブCDを持っていますが、
映像がなくても聴くだけで身震いするほど格好いいです。
椿姫
冒頭のVTR、男(アルフレッド)を養いは事実だけどいっちゃダメw
彼の長所は賭けに強いことでしょうか…
ボエーム
今まで出てきた作品の中で最も番組のタイトルに沿ってるんじゃないでしょうか?
カヴァレリア・ルスティカーナ
こんな恋はしたくないですねえ…
ローラはたいしてトリッドウのこと好きではないと思う。
自分の元カレが自分より美人でない、
言わば格下だと思ってるサントゥッツァごときが生意気な!みたいなもんだと思う。
うーんbitch。原作で2名自殺に追い込んだシャルロット@ウェルテルよりは可愛い…のか…?
…タイトルの通りならロメオとジュリエットや西部の娘(ジョンソンくんはだめんずかもしれない)とか紹介した方がいいと思いました。
いい演目ですよ
おしまい。



