いやぁ…、それにしても優の笑顔にはキュンとしてしまった。
…気のせいだろうか?
「あっ、リン。 また1人だけ早く来てる!」
教室のドアの前で友人のミカがすねた顔をしている。
「一緒に学校行こってゆってんじゃーん」
「アハ、ごめんねーッ」
「…? アンタずいぶん機嫌いいじゃん」
「うん、ちょっとね~」
「また妄想してんでしょ…? 何があったのよ」
「エヘヘ…。 バレた?」
そう、私の趣味、特技は妄想。
想像力が豊かといっていただいたほうが、有難いのだが。
私はミカに、さっきあったことをすべて話してみた。
ボールが教室に入ったから2人は出会ってしまった…!
そこから2人は恋に落ちて…。
という妄想の世界も全て話してみた。
「バッカじゃないの」
「あるわけねーじゃん、ボールを教室に入れてきた時点でリンを殺そうとしてるとしか思えない」
と散々ぼろくそにいわれ、
「あ、橋本君ってタラシらしーよ?」
と、トドメの一言。
ミカさん、どうもありがとうございました。