260年29日



今日は娘ベアトリスの誕生日。
2歳になる。
何だかあっという間に大きくなってしまったなぁ…とか思ってる。
来年にはもうナトル学舎に入学なんて信じられない!


朝食の席ではベアトリスの誕生日を家族総出で…
いや、産まれたばかりのジェニファーは不参加だったが、それ以外は総出でお祝い🎉


本当はケーキを用意してやれば良かったんだが、何せこの1年ずっとカレーを食べ続けてくれてるので何となくケーキをあげずらかったというか…w


ココイ豆カレーは栄養価が高く身体を強くする効果があるので、うちでは1歳になったらしばらくはカレーを食べさせ続けるという伝統があるのだが(母方の家系)どうやらベアトリスはその味を気に入っているらしく、こちらが渡さなくても食べるようになったのだ。
どうやら僕も小さい頃はそうだったらしいんだけどね。
まあ、1年食べ続ければ十分強くなっただろうから(お陰でこの1年病気ひとつしなかった)そろそろ別のを食べてもいいんじゃないかとは思うんだけどね。




朝食後はベアトリスを誘って酒場に行き、2人っきりで再びお誕生日のお祝い🎉


トリスちゃん、大きくなったらどんなことしたい?

「うーんとねぇ、わたし学校にいきたいなぁ〜」

トリスちゃんは来年から学校通うんだよ。

「らいねんって…、あとふたつねたら?」

そう、あとふたつ寝たら来年だね。
来年から、従姉妹のアニータちゃんと学校に通うんだよ。

「アニータちゃんもいっしょに行けるの?」

そうだよ、知ってる子が一緒でよかったねぇ。
お友達いっぱい出来るといいねぇ。

「うん!いっぱいおともだちつくるんだ!」

それに、たくさん勉強もしなくちゃね。

「だいじょーぶ、わたしもうおねえさんだもん!べんきょーだってできるもん!」

そっかー、それは頼もしいなぁ。
ところで、おねえさん。

「はい、なんでしょーか」

君の妹のことなんだけどね?

「…うん」

ジェニーちゃんが産まれて数日だったけど、どうかな?
お姉ちゃんとしてやって行けそうかな?

「うーん、ジェンジェンはちっちゃくてかわいいけど〜…」

…ちょっと待って、ジェンジェン?

「そうだよ!ジェニファーだから、ジェンジェンなの」

ジェニファーなら、ジェンとかジェニーじゃない?

「ジェンだけより、ジェンジェンのほうがかわいいでしょ?」

そ、そう?
まあ、トリスちゃんが呼びたいように呼べばいいよね…
ああ、話を途中で止めてごめんね?
それで?

「うん、あのね。ジェンジェンはかわいいけど、おしゃべりしててもつまらないの」

ん?つまらないの?

「だってね、ジェンジェンってばなにいってるかわからないの!」

あ、ああ、なるほどね。
でも、赤ちゃんの言葉は分からないものだよ?

「でもね、わたしもこの前まで赤ちゃんだったでしょ?だからわたしにはわかると思ったのに…」

そっか〜、だからつまらないんだね。
でもね、赤ちゃんの言葉が分からないのはね、トリスちゃん学校すこーしずつ大人になってるってことなんだよ?

「わたしもう大人なの?」

うーん、大人…ではないけど、ジェニーちゃんに比べれば随分おねえさんだよね。
この1年間、トリスちゃんはたくさん色んなことを覚えたよね?
例えばハーブの取り方とか、虫の捕まえ方とか。
お友達の作り方もね?

「うん、いっぱい遊んでいっぱい覚えたよ!」

人はそうやって色んなことを覚えて、すこーしずつ大人になっていくんだよ。
だからね、つまらないかもしれないけど、トリスちゃんには沢山ジェニーちゃんに話しかけて欲しいなって思ってるんだ。

「どうして?」

今ジェニーちゃんはね、トリスちゃんと同じように色んなことを覚えてる真っ最中なんだよ。
たくさんの人から話しかけてもらって、言葉を覚えてる途中なんだ。
トリスちゃんがこんな風に上手にお喋り出来るのはね、トリスちゃんが赤ちゃんの頃にパパやママやじぃじが沢山話しかけたからなんだよ。
だからね、トリスちゃんもジェニーちゃんに言葉を教えてあげて欲しいんだ。

「わたしが…おしえるの?」

そう、出来そう?

「うん!わたしもうおねえさんだからね!だいじょーぶ」

わお、それは頼もしい!
頼んだよ、お姉ちゃん。

「はい!」

あははは、いいお返事だなぁ。

「…ねぇ、パパ〜」

ん?どうした?

「わたしもう、おなかいっぱい」

………ですよねぇ〜。




食事の後に誕生日プレゼントとしていむぐるみをあげようとしたんだけど、「わたしもうおねえさんよ!」と断られてしまったので、ルリオオツノムシをあげたらいたく喜んでくれた。


その後、納剣式までの間少し暇だったので、娘がどこに行くのか観察来てみようと思い立った。
確か去年の誕生日にもやったなぁ…とか思いながらw


とはいえ短い時間だったので行動パターン的なものは分からなかった。
目的地があるのかないのか、僕からはただ当てもなく走り回ってるように見えた。
何もないところで少し立ち止まってみたりしてたけど、基本的には常に走ってたw
ほんと、子供は元気いっぱいだなぁ😊











夕刻、ちょっと家に用があって(畑の世話をするのを忘れてたことに気がついて)戻ったら、丁度ベアトリスが階段を登ろうとしていた所だったので行ってみたら、ジェニファーとお喋りしてたところを目撃できた。
実は初めてのことだった。
いつも僕が家にいない時にお喋りしてるだねぇ。

「あ、パパおかえりー」

ただいま。
ジェニーちゃんとお喋りしてたの?

「うん」

どんなお話してたのかな?

「えっとねー、きょうはおひさまが出てなかったよーとかね、としょかんに行ってみたよーとかね、そーゆーはなし」

そっかー。
きっとジェニーちゃんも楽しく聞いてたと思うよ。

「はやくジェンジェンとおしゃべりできるようになるといいなぁ」


そうだね、その日が楽しみだね。
あ、そうだ。
朝プレゼントにルリオオツノムシあげたけどさ、これもあげるね。
はい、南国の花束。

「うわぁー、パパすごい!うれしい!ありがとう!」

気に入ってくれた?

「うん!おとなのひとみたーい!キレイねぇ」

忘れないでねトリスちゃん。
大人になったら男から花束貰うかもしれないけど!
一番最初に君に花束あげたのはパパだからね!

「ん?…うん」

ボビーが甘い言葉とともに花束をプレゼントしてくれるかもしれないけど、パパが最初だからね!

「ボビー?…なんでボビーくんなの?」

ぇあ?
…あ、ああうん、た、例えばの話しね!
ほ、ほら、トリスちゃん男の友達ボビーしかいないでしょ?

「うん、だから学校いったらおともだちつくるんだ!」

お、おう、友達100人作っといで!

「うん、わたしがんばる!」





密かに娘とボビーをくっつけようとしていることがバレてしまう所だった。
危ない危ない。
でもベアトリスも来年から学校へ通う。
ということは、探索が出来るようになるってことだ。


まだ1人で行くのは危ないからね。
親である僕が一緒に行ってあげなきゃね。
その時にたまたまボビーも一緒になるかもしれないけど…w


あ、でも来年って、ラトくんの息子のイシュルメくんとその許嫁(僕が勝手に決めただけだけど)キャンディスちゃんが成人するよなぁ…
エルネア杯で再び龍騎士を目指しつつ、仲人も本格的にやらなきゃいけなくなってくるなぁ。
来年は忙しくなるぞ〜。