255年23日












いよいよ近衛騎士隊トーナメントの決勝戦の日がやって来た。
僕はいつも通りベッドから起き上がったあと、ペットのイムエモンと新しく我が家の家族になったチョビにご飯を与えてから朝食の席に着いた。
朝食の時には父と当たり障りのない会話をする。
父に宣戦布告するならば朝食の後だ。
そんな風に思っていたら、朝食後父の方から宣戦布告されてしまった!
流石にちょっと狼狽える。
でもここはビシッと言っとかなきゃな!


色々すっ飛ばして夕1刻
(デートもなく探索にも行けずで、ただただ国中を歩き回って知り合いとお喋りしてただけなので…w)
王立闘技場。
いつものように親友たちや恋人が見に来てくれている中試合が始まった。





先手を取ったのは父。
僕はかなりのダメージを負う。
ギリギリの所で耐え反撃するも大したダメージを与えることが出来ない。
しかし、次の父の攻撃にはパリングで避けることに成功。
何とか一矢報いたいと思うものの、やはり最初のダメージが響いて、僕は膝を着いてしまった。
その瞬間、神官レナルドさんが「そこまで!」と声を上げる。
顔を上げると、肩で息をしている父が少し心配そうな顔でこちらを見ていた。
勝負が着いた瞬間、父は近衛騎士隊長から父へと変わったようだ。
父を心配させまいと、身体中あちこち痛むけどすぐに立ち上がった僕は、観客と一緒に父へと拍手を送った。
やっぱり父の壁は高かった。
まだまだ経験不足なのだろう。
長年近衛騎士隊で試合をしてきた父との経験の差が出たということだ。
でも、今回のトーナメントでは大体1ターンから2ターンで試合を決めてきた父に、3ターンも使わせたのだから我ながらいい試合だったと思う。


閉会式。
国王陛下からありがたいお言葉をいただく。
国王は試合を見に来ることが出来ないから、僕の試合を見たのは今日が初めてだろう。
親友(遂に親友になれたのだ。散々断られたのに、突然イェルシーの方から食事に誘ってきたツンデレだった)に初めて見て貰えた試合が負け試合だったのは情けないが、それでも入隊1年目で準優勝なのだから褒めてもらいたい。
それにしても、国王とはいえ親友相手に「もったいないお言葉、恐れ入ります」なんて、めちゃくちゃ照れくさかったぞ!

試合後、父と少しだけ話した。
お父さんおめでとう、いい試合だったよね?
まあ、次は負けないけど。
「ありがとう、ユーリくん。いつでも相手になってあげるよ!」
望む所だ!
僕と父は真剣に睨み合っていたのだけれど…
父がふと眉根を寄せ
「それはそうと、どっか怪我してない?さっき肩抑えてなかった?エイドミニ持ってるかい?お父さんのやつあげようか?」
と、あたふたと僕の心配をし始める。
も〜、お父さん!
台無しだよ〜。
「ん?何が?お父さんなにかしたかい?」
せっかくいい感じに睨み合ってたのにさぁ。
こう、少年漫画みたいにさぁ〜。
「少年漫画?…いや、でも心配だろ?父親なんだから」
そうかもしれないけど……
いや、もういいや、何でもない。
父親相手に少年漫画の互いの実力を認めあったライバル同士が「次は負けないぞ!」「かかってこい!」的な睨み合いをしようとした僕が間違っていたんだ、うん。

父が首を捻りながら帰った後、試合を見に来てくれていた彼女と合流。
僕はここぞとばかりに彼女に甘えた。
リカちゅわーん、負けちゃったよ〜。
「残念だったわねぇ」
やっぱり経験不足なんだよねぇ。
「そうやって悩んだことを活かせば、次はきっと勝てるわ!私応援してる」
本当?リカちゃんに応援してもらえれば百人力だよ〜。
「それに…戦ってるユーくんカッコよかった♡」
え?負けたのに?
「うん、負けてもわたしのユーくんは世界一カッコイイの♡」
(*´∀`*) 〉デヘヘ〜
リカちゃんだって世界一可愛いじゃ〜ん♡
「やだぁ、もう、ユーくんったらぁ〜」
ねぇ、リカちゃん…
チューして慰めてよぉ〜😘
「え〜、みんな見てるぅ〜」
いつも道の真ん中でチューしてるじゃ〜ん。
「んも〜、しょうがないなぁ〜。はい、チュッ💋」
デヘヘ〜、嬉しいなぁ〜。
ねぇリカちゃん、この後お散歩行こうか!
「いいわよ!どの辺りまで行ってみる?」
うーん、旧市街区辺りまで?
「え?…もう、ユーくんのエッチ!」

♬*.+゜♪♪•♬︎・。♪*+o♩♬♡♩¨̮⑅*
【中の人】
多分読んでくださった方はお気付きだとは思うのですが、近衛騎士隊トーナメントの決勝戦はわざと負けました。
キースくんを隊長にしておくため…とかではありませんw
ただ単に中の人が「隊長って面倒臭いんだよねぇ〜」って思ってるだけですw
二代目の時に近衛騎士隊長は経験しているのですが、これがもう面倒臭かった。
授業に評議会に審判と、とにかく仕事が多い。
いや、仕事が多いだけならいいんですよ。
ただ探索に制限がかかるのが本当に嫌でした。
副隊長だって審判の仕事はありますが、授業や議会がないだけマシ(キースくんが議長になってしまったら最悪なのですが)。
なのでしばらくは決勝で負ける…あるいは準決勝で負ける事を繰り返していこうと思ってます。
エルネア杯には出たいので、常にトップ4はキープの方向で。
隊長にならずに龍騎士になりたいのw
それにしても中々勝ってくれないキースくんに焦りましたw
勝つつもりなかったので、武器もスキルも何でもいいやと特に変えなかったのが悪かったのでしょうか?
キースくんはお守り付けてくると予想してたので、先手をキースくんが取ってそのまま一気に決めてくれると思ってたんですよねぇ。
でも、ユーリくんが持ってたのが銃だったからなのかユーリくんが耐えてしまったw
それで一番弱い攻撃を1回だけやってあとはパリング。
しかし、このパリングが仕事し過ぎた🤣
次のキースくんの攻撃を全部躱しちゃう!
中の人唖然…
「出来るんじゃねーかパリング💢だったらバトアリ中もそれやれやー😠」
と、かなりの激おこでしたwww
仕方ないのでまたもやパリングのみ(防御はそれしか付けてなかっか)にして、ようやくキースくんに勝ってもらうことが出来ました。
まさか負けるのにこんなに苦労するとは…
あ、最後のイチャイチャですが、中の人の設定で旧市街区の空き家は恋人たちの逢い引きの場(つまりラブホのようなもの)となっているので、リカちゃんが「ユーくんのエッチ」と言ったわけです、はいwww
なんかすいません┏○ペコッ
