海外渡航者の予防接種には、主に二つの側面があります。
一つは、入国時などに予防接種を要求する国(地域)に渡航するために必要なものです。
もう一つは、海外で感染症にかからないようにからだを守るためのものです。
ここでは、日本国内で行われている一般的な予防接種について説明します。
●予防接種証明書を要求される場合
入国する時に、黄熱の予防接種証明書の提示が求められる国があります。
主にアフリカの熱帯地域や南米の熱帯地域の国々です。
また、黄熱の流行国から入国するときに予防接種証明書の提示が求められる国もありますので、乗り継ぎの時に証明書が必要になる場合もあります。
また、学校に入学する時に予防接種証明書を要求される場合もあります。
詳しくは渡航先の国の在日大使館や入学先、お近くの検疫所などでおたずねください。
●自分自身を感染症から守り、周囲の人への二次感染を防止する。
外国では、日本にはない病気が発生しています。
また、日本にいる時よりも感染する危険が大きい病気があります。
予防接種を受けることで予防できる病気は限られていますが、予防接種を受けることで感染症にかかるリスクを下げることができます。
必要な予防接種は、渡航先、渡航期間、渡航形態、自身の年齢、健康状態、予防接種歴などによって異なります。
事前に渡航先の感染症情報を収集するとともに、それぞれの予防接種について理解した上で、渡航者一人一人が、どの予防接種を受けるかを決める必要があります。