先日、飲み会後に終電待ちの時間帯にiPodの中に入っているチャイ五(チャイコフスキー、交響曲第五番)の四楽章をひたすら聴き比べしていた。
本当はムラビンスキー指揮ーレニングラードフィルか、チェリビダッケ指揮ーミュンヘンフィルの演奏を聴きたかったが、酔ってて、その演奏が見つけられず(どのCDをiPodに入れるか悩む位なら地道に全部入れようとしている最中、まだまだ終ってもないのに既に聴きたい曲が見つからない飽和状態、本末転倒。。)、片っ端から聴いていたのであります。
その中で、ゲルギエフ指揮ーウィーンフィルのLIVEで、ホルンパートの1人がトゥッティで多分二小節早く入ってしまうところを久久に聴きました。
学生時代にこの演奏を聴いた時は、
『あのウィーンフィルでも、有名で、何度もやり慣れている曲であっても、間違う位に熱くなる時があるんだ!』
と感動していたのですが、
今聴いてると、評価すべき点はそこよりも、
そのミスの直後に、
まずホルンパートが組織を立て直し、
それに合わせてトランペットを始めとした金管セクションが即座に一つとなるあの鉄壁さであると感じました。
結果としては、ガチガチに合わせた為、金管セクションだけ、指揮者のaccelについて行けず、更に、ティンパニーが指揮者側に着いた事もあって、目立ってしまいましたが、その後の立ち直りの速さも含めて圧巻です。
訓練されたが故の、ミスであっても想定できる結果である組織力を改めて感じました。
今の私には、本番だけ上手く行った演奏にあまり興味が湧かないと言うか、
会社の組織にしても、ウィーンフィルほどのプロスキルが無くても、トラブルや災害に強い組織を作るのが下手と感じます。
どの状況でも『想定外』なんて言葉は滅多に出さずに済むはずで、なんでこの程度の事で、と言う話が盗電の福一原発の対応にも多いのは組織力の弱さと感じる訳です。
組織力の弱さに反比例して、政治力の強さがあるのでしょうが、トラブル時に全く使えないでしょうね。


