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『お金は要らない、それが私の仕事だから』








そう言ってリョウクンママは去っていきました。





素直にカッコイイと思いました。





彼女のように、ごく自然に自分の仕事と言い切り、世の中で沢山の人達に感謝されている人が居る中で、自分の生き方を問われた思いがします。





戦後のGHQの指針により、競争して、良い学歴を得て良い会社に入り、沢山の収入を得て個人の欲を満たす事が良い事だと学んだ第三世代の私には衝撃的でした。





教科書が正しい、先生の言っている事が正しい、有名な評論家、教授が言ってる事は正しい。


そうやって育った私には今に至るだけでも10年は掛かりました。





自分が儲かる事で、誰かが直接的な被害を被るような職種ではないけれど、

それでも自分が何を貢献しているのか、誇りを持ってやれているのか?
日々、そういった疑問を投げ掛けながら生活している私に、この一言は衝撃的でした。(まあ、みんなそうやって考えながら生きるのは普通なのかもしれませんが。)





先週末の保育園の運動会。


毎年、最後の競技は園児から、過去の卒園児、教職員そして私達両親が参加しての紅白リレーです。





レースは終盤戦、両チーム接戦。


園児用のトラックでRがきつく、何人か転んでます。








そして私も第一コーナーで転びました。








『抜かれたく無い』








それだけの理由で次のランナーまで必死に走りバトンを繋ぐと、急に歩けなくなりました。


近くの救護テントに向かうと、私よりも先に走り終え、ゴール前で顔からダイビングして擦り傷を負っていた年長のリョウスケママが居ました。





彼女は私の症状を見ると、擦り傷を負った自身の手の処置を後回しにして、迅速な応急処置をしてくれました。


そして休日の緊急外来を受け付けてくれる病院を探して搬送手続きをしてくれて、自分の家族を一旦、近所の自宅に送った後で私を病院に連れて行ってくれました。





そう、彼女は現役看護師さんだったのです。





おかげでうちの息子と両親を奥さんが家に送り届けている間に、私は比較的早く病院に入りレントゲンを撮影して医師の診察を受ける事が出来た訳です。


搬送中も靭帯が切れた場合はもっとカカトがだらんとするから、私の場合はそこまでは酷くないと言う話など色々とリラックスできるような話をしてくれて、私も心強かったです。





幸い骨にも異常が無く、靭帯も切れてないようだと診断されたのですが、


緊急外来の担当が外科医だったので、色々とドクターに突っ込みを入れて手際良く事を進めて下さいました。





この病院は地域で一番大きい病院ではあるのですが、それが災いして駐車場が大変混雑します。そして患者からも駐車料金を取ります。(うちの地域では異例なのです。)





何とお礼を言って良いのか分からずも、失礼かもしれないと思いつつ駐車料金をお渡ししようとした時の答えが冒頭の一言でした。





カッコエエ・・・





お陰で、昨日は歩けなかったものの、指導してくれた通りに患部を高くして冷やしていた結果、今日は何とか自分でズボンを履けるようにはなりました。





そして今日は車いすで病院内をスイスイ走っています。