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写真は去年の明日、滞在中のバチャ(私の義母)と最後のご飯をニコニコ食べる息子。

前回のお話(淡々と(1年前③))の続きです。

10月に入り、奥さんが研修に向かいました。
息子は保育園初日、研修前の奥さんと義母と3人で登園しました。

前日から、

『あしたから保育園でお友達と遊ぶんだよ。みんなに優しくして、仲良くあそぼうね。』

と、保育園に対する楽しげムードを作ってきました。
そして当日は、預けた直後から、



息子『フェェェェェェェェェェェェェン』



と言う息子の鳴き声が保育園の山の中に響いたそうです。
保育園のテラスにおすわりして、


息子『フェェェェェェェェェェェェェン』


と、泣きつづけたそうです。何をしても泣き止まなかったそうです。
これが私だったら連れて帰ってきたか、会社を休んで一緒に保育園で遊んでいたかもしれません。


しかし、ほどなくして、一匹のカラスがやって来て、


『カァ!カァ!』


鳴きました。

すると、


息子『カァカァ!カァカァ!』


息子が泣き止んだそうです。

普段から 野口雨情の童謡 『七つの子』 を沢山歌っていたせいか、カラスがマイブームだった息子。

カラスに心を奪われ、その後は保育園初日をみんなと仲良く過ごし、翌日からは元気に登園してくれました。
この時期、園の給食もお代りをしたようで、さらには隣の子の給食まで食べようとしたそうです。

息子は毎日、義母と私と3人の食事も沢山食べてくれました。
お酒好きの義母とは、息子が就寝後に沢山飲んで話して、普段聞けないお話まで質問して聞いてしまったりと、とても楽しく過ごしました。

4日目には義母も帰省してしまい、私と二人の生活もまる1日行いました。

息子『バチャ?バチャ?』

朝はおばあちゃんを探してましたが、元気に保育園にも行ってくれました。
そして5日目。研修から帰ってくる奥さんを駅まで迎えに行った日は、息子の誕生日でもありました。
たったの5日間でしたが、最近までおっぱいを飲む為にほとんど一緒にいた母子にとって、突然の空白の5日間はとても永く感じた事でしょう。
駅で感動の再開が一番のプレゼントだったかもしれません。息子も嬉しそうに何かゴニョゴニョとお話しています。

そう、私達のこのいっぱいいっぱいな生活も、この子が私達と一緒になって頑張って保育園に通ってくれたお陰で、それでも成り立っているのだと痛感しました。
家族って、自分だけで無く、一人一人が出来る事を頑張っているのです。

息子も元気に保育園に行ってくれたから、私達も仕事、家庭の事に集中できたのだと。

翌日のお休みの日は、家族と入院前の両親と息子の誕生会を開きました。
美味しいケーキと息子の好きな唐揚、そしてプレゼントで、久々にゆっくりと時間が過ぎたように思えます。

そして翌週。

いきなり息子に突発が発症しました。
父の入院、手術の準備で私はこれ以上仕事が休めません。
研修から帰って来た奥さんは、自分の勤務する職場に1日出勤した後、その後4連休。。。


「淡々と、タンタンショップのようにー」


そう思っていても、この期に及んでも本当は暗い部屋に閉じこもって耳を塞いで体育座りして全て投げ出したい気分になる時もありました。

しかし、自分の手術を翌日に控えた父が、


父『まーくん、熱、大丈夫け?』


と、熱を出している息子を心配してくれた姿を見て、自分も頑張ろうと思いました。
いや、頑張らなくて良い、淡々と、私も目の前のやるべき事をこなそう、この人のように自分が手術前であっても、弱音一つ吐かずに家族に不安を与えず、大切な人の
心配が出来る心を持てる人間を目指そうと思いました。

そんなの自分には無理かもしれない。きっと不安になったらしゃべり散らして家族を巻き込むかもしれない。

それでも、こんな時は坦々と、タンタンショップのような人間になろう。

そう思った一年前のお話でした。

長いお話にお付き合い頂きありがとうございました。

(おわり)


そんな訳で、今週末の息子の誕生日は息子の成長を家族でお祝いすると共に、健康で明るく生活してくれている家族への感謝をしたいと思います。

誕生プレゼントを見た息子の姿が楽しみです(~▽~@)♪♪♪