10月の初めに神さんと吉田拓郎のライブに行きました。
70歳の拓郎はとっても元気でした。
当時、生ギター全盛の時代にあって拓郎自身、フォークシンガーでしたが、1973年、秋、書き下ろしの作品で、ビッグバンドで、しかも録音してライブ73というアルバムを出した。
その時、拓郎は俗にいう婦女暴行の容疑がかかった金沢事件で、音楽界から追放されかかってた頃、ボブディランのライブを見て、ビッグバンドをロック中心のメンバーで成功させました。
ローディーという職業をご存知ですか?ツアーに携わる職業です。エレキやギターのチューニングなどもする。日本の今ある単独のツアーや、東京などで、ツアーそのもの機材を用意して、ゲネプロという実際のライブと全く同じリハをやって、そのまま、全国ツアーをやるというスタイル。ボブディランを真似した拓郎が、日本で初めてやったのです。ローディーという職業も作ったんです。
その時のライブ73の第一声が「僕は元気です。皆さんも元気でしたか?」でした。高中正義や後藤次利、指揮者、編曲には瀬尾一三という豪華メンバーで、構成したバンドは、その後の音楽ツアーをかたち取った歴史の始まりです。
で、70歳になった拓郎は、元気でした。
でも、神さんは、早く帰ろ帰ろの一点張りでした。
それは、うちにおいてきたゴエモンとルパンが心配でならなかったからです。
置き去りにした悲しみは...
ですよね。
