最近、よく耳にすることに、子供の遊ぶ場所がない。ということがあります。
以前には都市公園法に基づき、街区(児童)公園は、誘致距離が概ね250m、広さは2,500㎡を基準にしていました。これは災害時の一次避難地として機能することも想定されていました。しかしながら、各都市が完全に整備が実現されないうちに、法の改正が行われ、誘致距離などの基準の明文化がなくなってしまいました。


現在は、都市緑地法に基づく「緑の基本計画」により公園などの都市内の配置を決めることになっています。
このことなどもあってか、地方都市においては身近に公園が少なく、子供の遊び場に苦労する若いお母さんやお爺さんお婆さんが多く、その声が大きくなって来ているように思います。


地方では、すぐ近くに山などの緑があるではないかと、いわれることがありますが、
存在効果としても山の緑(緑地など)と利用効果としての遊び場(公園など)とは、役割が違います。

一般的に都市公園は、都市計画として明記することが必要であり、都市計画決定がいるなど、法的にも、国からの助成を得るにも、避けて通れない手続きがあります。

山上庄一まちづくり研究会-子ども
それでも、規模的には都市公園としてではなく、小規模で子供の遊び場などを確保することが求められます。公園整備も都市計画によらない方法を考える必要があると思いますし、公園の整備は、生活福祉の一つであると考えるべきと思います。


身近なところに、子供の遊べる小規模の公園(児童遊園など)を作るには、土地の借り上げによる公園整備を考えてはどうかと思います。

現に、この方法で子供の遊び場やゲートボール場を整備している役所もあります。役所が土地所有者から借地をし、公園として整備する方法です。


子供と高齢者が一緒に使える公園などはコミュニティ(近隣社会)においては、とても大事であると思います。子供たちには、高齢者の目が防犯の役目を果たし、老人は子供達との会話で元気をもらうことにもなります。

また、子供達が高齢者から遊びを教えてもらったりと、文化の継承にもつながることになると思います。


公園づくりには、地域の関係者が参加して、計画づくりから、施工の段階でも花を植えるなど「ワークショップ(協働)」といわれる、参加型の公園づくりにより、自分たちの公園として意識してもらう方法が最近の風潮となっています。

いわゆる「自分たちの、自分たちによる、自分たちのための公園づくり」です。
このようにして出来た公園は、愛着があり、また、自分たちが望むものができることから、維持管理にも積極的に関わり、清潔で、使用のルールも守ることができるといわれています。


公園の維持管理には、地域で愛護会などを組織して、自主管理を推進している役所も多くなって来ています。勿論、遊具の破損など大きなことは、役所側が修理保全を行い、清掃や使い方については、地域の自主管理で、近隣に迷惑の掛けない使用ルールの工夫も必要になると思います。


 また、花壇などに四季折々の花を地域の方々で植えることで、四季を通して楽しむこともできると思います。
宿毛でも、このような形で、公園づくりが実現できればと考えています。
地域の皆様と一緒に考えてまいりたいと思います。ご意見をお聞かせください。