以前、大工の奥さんが木造建築推奨の高知新聞に投稿をしておりましたが、是非とも住宅は、地域で賄うようにしたいものです。




住宅を建てるということは、その地域に一生を託すということであり、地域社会・経済に貢献できるようにすべきだと思います。




海外には景観規制と相まって地域で職人を支えるように、屋根に瓦や壁に漆喰など、大工や左官等の仕事を創出している国もあります。職人は、仕事があることで生活ができ、技術を磨き継承もできます。家の持ち主は、補修等が容易に、安くできるのです。このことでお互いの社会保障が成立っている訳です。




近年わが国では、プレハブ住宅が猛威を振るっていますが、県外企業が多く、お金の多くは地域外へ流出し地域に残るのは僅かです。それ故、地域経済への貢献は多くありません。




その点、地域の工務店や大工であれば、お金の多くが地域で循環し、お金が回ればモノやサービスなどはお金とは逆方向に動きます。地域のモノは地域で賄うようにしたいのはそのためであり、その一つが地産地消です。




食物だけではなく、一生を託するに足りる地域にしてゆくためにも、地域の力で住宅も賄うよう考えて頂きたいものです。




(本原稿は、平成21年に高知新聞・声ひろばに投稿したものを一部添削したものです。)