父はとっても怖かった。
かと思うと、子煩悩なところもあり、かわいがってもくれた。
感情の起伏が激しくて、カッとなったらすぐに手が出るような人だったので、相当殴られた。
「畜生といっしょで体で覚えされないとわかんねーんだ」
というのが口癖で。
仕事が大変だったのもあるだろうけれど、父自身のイライラをかなりぶつけられていたように思う。
地震雷火事親父って言ったけど、まさにそんな感じ。
愛情表現が下手なのもあったのかなあ。
もちろん、愛されていなかったわけじゃないのだとは理解してる。
でも、あの、殴られるときの恐怖は、子ども心にかなり大きな傷を残したと思う。
大人になった今でも、はっきりと思いだせるくらい、怖かったな。
親に殴られたことなんてないと言う友人も多かった。
なんであんなに怒りをぶつけられていたのか、ほんとうに謎。
当時の父には、そうするしかなかった理由があるのだろうけれど。