最近抗がん剤治療をされた方やがんの相談を受けることもあったので久々にがんのことを。
 

今年の8月で再発なし10年を迎えた私ですが
今までいろんなことに挑戦し、いろんな感情がありました。

 

退院前日に撮ってもらった写真

Photo by sayaka watanabe 

 

赤い矢印のところが、がんの箇所 30cmくらい切除しました。



がん宣告された時は
ショックよりも既に決まっていた舞台に立てるかどうかを

気にしていて、手術する前に舞台が終わってからでもいいですか?と聞いたくらい

死にたいの?って先生に言われて

手術を決意し舞台関係者に謝りの連絡を入れました

手術後は腹腔鏡手術で5時間くらい。
術後に再発防止のための抗がん剤のすすめがあった時に
抗がん剤の影響で不妊になるかもしれないと言われたため

その前に卵子凍結をすることにしました


今では未婚で卵子凍結できる婦人科はめちゃくちゃ多いし、病気でなくても凍結できるよ。
当時は未婚で卵子凍結できる病院はほとんどなかった

当時両親に甘えることも苦手で

治療でただでさえお金がかかっているのに
卵子凍結を頼むことも悪いなって思い泣きながら

お金のお願いをしました。

 



卵子凍結は当時1回につき30万近くかかってました。
私は一回にとれる卵子の数が少ないため2回挑戦させてもらいました。
 

抗がん剤も最初は点滴のもの(XELOX)だったのだけど
吐きまくって拒否反応が強かったので
薬だけの抗がん剤(ユーエフティ・ユーゼル)に変えてもらったら副作用も少なくて精神的にも安定しました。

ゼロックスの影響でしばらくは手足の痺れと冷たいものを持つと痛くて水も飲むと喉が痛かったなー!悔しくて無理やりアイス食べたけど痛くて泣いた

 

がんのことをjugemのブログに書いていたんだけど

見れなくなってるーーーー!そしてアカウント情報も忘れたから入れない。ざんねん。。
 

抗がん剤治療と並行してやっていたことは

・ホメオパシー

日本の第一人者の寅子先生に見ていただいていました。
これが面白くて、ホメオパシーを処方してもらって飲むと

その次の日から熱が出るの!そして熱が下がるとスッキリする!と言うのを処方されるたびに繰り返していました

ホメオパシー私にはとってもよかった!
 

・足もみ
毎日午前中に両足で40分3ヶ月揉んでいました。

本当におすすめ!!!!!!!
足もみのことはこちらに。
 

・1年間の食事療法
父が栄養学に詳しかったので四つ足NG、食物繊維を多く摂りすぎない、生魚NGなど色々工夫してくれていました。

・お菓子やパンは自分で作る
甘いものが好きだったけどお砂糖はがんに毒だし、市販のパンはいろんなもの入ってるなと思い自分で作ってました。
パンは全粒粉&天然酵母、お菓子は甜菜糖を使って甘さ控えめなど。

・甘える練習&休む練習

両親に甘えることが苦手だったので少しずつ甘えていきました。がんになる前は睡眠時間が3,4時間で舞台の練習、仕事、練習、仕事、みたいな感じで歩きながら食べたり仕事しながら食べたりして睡眠時間は電車の中や、漫画喫茶だったので1年間は仕事もせずに療養しました。

けどこれは私に両親がいて金銭面でも恵まれていたからできたこと。睡眠大事!!!!

・セッ クス&沢山キスをする
当時のパートナーが入院中も毎日電話やメールをくれて退院後は沢山甘えて不安を話しセッ クスしたりキスしたりコミュニケーションをとりました。両親に甘えられるようになったけどパートナーはまた別で、心の底から甘えられてホッとして抱き合うたびに生きている実感がありました。彼がいなかったら死んでたかもなってくらい。

 

手術1周年パーティー。お世話になった方に一人一人お礼にいける体力がなかったので一斉にお礼を言いたくて開催。

 

3年目まではしょっちゅう熱が出ていたり体調崩すことも多かった。ちょっとでも食べすぎると吐いたり下痢したり、熱が出たり。不安も強くて

5年目まではテレビでがん特集があると怖くなってテレビをかえていたし、がん患者のブログも読めなかった
同じようながんで亡くなった人を見るたびに動揺していた

なんであの人は亡くなって私は生きてるんだろうとか。

5年たった時に後の人生はご褒美だ!!って思ったよ。


今は元気になって仕事も普通にしているけど
気をつけていることは

 

よく眠る、好きな人といる、好きな物を食べたいときに食べる、食物繊維を摂りすぎない、無理しすぎない

くらいかなーーーー!!!!

 

今は甘いものも添加物もとるんだけど

出せる体づくりは意識しています

がんになって思ったのは3年は療養期間だなってこと!
精神的にも肉体的にも3年すぎたあたりから落ち着いてきました。

でね、どんなに身体のことを気をつけても死ぬ人は死ぬし
不健康でも長寿もいる

 

いろんな人がいろんなことを言うけど(コロナもいろんな意見があるよね)調べたり聞いたりしながら、自分で選んだ道がベスト!
 

がんの時に良かったのは治療方法を自分で選べたこと

人に言われるがままではなく自分で選んだ。

そして選ばせてもらえてその財力があった両親に感謝している。

自分で選ぶことは時には恐怖だし

その判断が間違うこともある

人のせいにした方が楽だしね。
だけどこれからもどんなことがあっても

自分で選べるようにしていきたいな

 

そして選択肢を増やせるための

お金も大切なので稼いでいくよーー!

 

特に健康に気をつけている人じゃなかったけど
昨年骨折して入院、その後死にそうになって入院、コロナ感染もしたけど退院した100歳の祖母。最強!