じぶんのがんを
 きっかけに知った山下弘子さん。

だいたい同時期に、がんが発覚して
いろんな治療をされていました。

直接お会いしたことはなかったですが
ツイッターやブログで
活動を拝見し

笑顔と瞳が美しく、
どこからそんなにパワーが出るんだろうと
勇気をいただいていました。


19才で余命半年と宣言されて、
絶対なおるとすっっごく前向きに
治療をしたり、
海外にいったり、講演会をしたり。

何度も何度も手術をして、
挑戦していた弘子さんは
完治をしなくとも
ずっとずっと生きていくのだろうなと
思っていました。


ご冥福をお祈りいたします。
ゆっくりやすんでくださいね。

たくさんの愛を本当にありがとうございます。
生きていきます。

2018.3.30齋藤麻生

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夫の前田朋己です。
ひろに多くの激励や祈りをありがとうございました。

3月25日 午前6時42分
彼女は、病院で家族に見守られながら静かに息を引き取りました。

2月28日に緊急入院する直前までは体調も戻りつつあり、
前日には1泊2日で京都のお寺巡り・芸妓体験をしていたぐらいです。

しかし、肺にあるがんが大きくなり、気管からの出血が止まらず肺機能が低下し、入院から意識を戻すことなく、突然の出来事に至りました。

彼女は19歳で余命半年と宣告されましたが、医師も驚くほど活発に様々なことにチャレンジをしてきました。全国での講演活動や書籍の出版、30近い国を巡り、ダイビングに富士登山。

そんな、彼女の生き方や考えは多くの人に影響を与え、光を照らしてきたと思います。

通夜の夜11時過ぎに、50代くらいの男性がお見えになりました。
「面識はないが彼女は命の恩人だ。ぜひ焼香をさせて欲しい。」
ひろにお会いいただいた後にお話を伺うと、その男性も肝臓癌で、ステージⅢとのこと。
がんと判明した後は、自暴自棄になり、会社を辞め、治療も拒否していたそうです。
しかし、彼女の生き方を目にして、こんなに若い子が頑張ってるんならと、勇気を出して治療を行い、なんと完治。2月からは再就職も果たしたそうです。

ひろが多くの人に与えた影響を改めて実感しました。
私にとってのひろは、最愛の妻であり、最高の友でもあり、偉大な恩師でもありました。
彼女と過ごした約5年間が私の人生で一番幸せな時間だったと思います。

どうか次の人生では、健康に生まれて、素敵な人に出会って、子供を授かって、また、素晴らしい人生を歩んでほしいと思います。

彼女の次の人生もまた、笑顔と光で包まれていることを心から願っています。


ご覧いただいた皆さん。
これまで、ありがとうございました。
ぜひ、今を生きてください。
それが、ひろへの最高の餞になります。


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