今日は体調いまいちで
おでかけをキャンセルし自宅でゆっくり。
ひさびさに1日家にいました。

以前のブログをよみかえしたりしていて
もう一度卵子凍結について書きたくなったので書きます。

大腸がん手術し『横行結腸がんステージ3A』と名前がつき
担当医に言われた言葉が
『予後治療として抗がん剤をすすめます。
また抗がん剤の副作用で閉経し妊娠できなくなる可能性があります』


わたしはこの言葉が
『がんです』と言われた時よりもショックでした。

わたしはそれまで結婚願望もこどもを産みたいという願望もありませんでした。
むしろこども苦手っていうくらい。

なのにその時、結婚したい!こどもをうみたい!と思いました。

そして自分の可能性が減ることがこわかった。
これから付き合う人がいたときに妊娠できないんだけど一緒にいてもよいの?
っていちいち確認しなきゃいけない。自分に負い目を感じなきゃいけない。

それってすごくこわいと思いました。
しかもそれまで女性性を否定して女性としてみられることを
気持ち悪く思い、

中性的でいたいと思っていたので
え!!わたしってこどもうみたかったの!!??と驚き、
でもどうしても卵をのこしたいと強く思いました。


がんになって、妊娠できなくなるかもしれないとわかって
わたしははじめて女性でいたい。と思いました。


今でこそ出産がすべてではないと思っているし
子宮がなくても、閉経したあとも女性だと思っています。
でも当時は必死で卵を残そうとしました。

担当医は卵子凍結ができるのは結婚している人だけなんだと言いましたが
わたしは以前ツイッターで結婚していなくても卵子凍結ができるという記事を見かけたことがあり調べた結果、近くの病院で受け入れてくれることになりました。
車で20分くらいの病院で母が送り迎えしてくれました。

これもまた非常に運がよいことで、そこの病院は遠方から避妊治療をしにきたり、
卵子凍結をしたりする病院でした。

わたしって本当に運がよい
卵子凍結をするにあたってはじめの難関は両親の説得でした。
両親は妊娠できなくなってもよいから命を優先で!という願いがありはやく治療をして欲しいとのことでしたがわたしは泣きながらお願いし結果受け入れてくれました。

卵子凍結は保険がききません。1度の採卵に約30万はかかります。
わたしは1度目が卵子の数が少なかったので
またまた両親にお願いし2度挑戦。計8個の卵子を残すことができました。

そして卵子を保管するのに毎年8万円ほどのお金がかかります。
さいわい生理はきているので自然妊娠はのぞめるのですが今も保管してもらっています。
協力してくれている両親に感謝。

今は結婚しなくてもいいけどやっぱりこどもがほしい。
もうねー友人のこどもたちがかわいすぎてよだれがでる!
まわりは次々と出産していってるのですよ。

自分が危機的状況になると本能の声が聴こえるんだなと思いましたが
危機的状況でなくても本能の声は聴くことができます。


最近よく読んでいるブログがあります。
子宮委員会はる

このブログのはるちゃんっていう方は自分の子宮の声を聴くことをしています。
わたし自身施術するときに子宮は大切ですよ、だとか子宮をあたためて、だとか
子宮を愛するといいですよとかお伝えしてきましたが
すごく明確で気持ちがよいです。

他にも子宮に注目している方は多くいますが自分と年齢も近いことがあり
気になっている存在。

病気によって女性性が目覚めたわたしは
身体も変化し、筋肉質だったからだが丸みをおびて
女性的になりました。


大切な人とちゅーしたりぎゅーしたりすることは生きる源だと思っていて
もうひたすら抱き合っています。
もうわたしこれで生きているんじゃないかって思うくらい。


妊娠できるかはわからないけどいつかベストなタイミングで
出逢えるんだろうなぁ。

楽しみ




かわいいたまごたち!