畑で、救命講習を受けました
きっかけは昨年。
真夏の畑で、屈んで作業中だった私、立ちあがろうとしたら、腰がピキー‼️
しばらく動けなくなり、悶絶
背の高い野菜に囲まれ、このまま倒れたら気づかれないな、、、倒れたら熱中症だな、、、と思ったんです
別日に、それを園主さんに笑い話程度にしたら、「AEDの講習やってみようか」と。
園主さんは、30年以上地元の消防団に所属しており、地域の小学校で講習会をしたりしていて。
畑でもやってくれることになりました
それから早数ヶ月。
消防署の方6名が、畑のハウスで講習会をしてくれました
若手の署員さんが、倒れている方の発見〜心臓マッサージ、AEDの使用について実演してくださり、その後私たちも体験しました
受講者は30人くらいいたのですが、過去に体験したことのある方も多かったです
会社で受講した方も。
ここからは備忘録。
倒れている方を発見したら、すぐに119通報ではなく、まず様子を確認。
肩を叩いて「大丈夫ですか」の声がけ&呼吸有無の確認(胸が上下しているか)。
救急車が駆けつけたら、実は酔っ払いが寝ていただけというケースも意外にあるようです💦
処置が必要になったら、周囲に助けてもらいながら、まず自分も相手も安全な場所へ移動する。
心臓マッサージをしながら、周囲と連携。
「AEDを持ってきてください」「119番通報してください」など。
近年、救急要請が増加しており、以前は現場到着まで平均6分だったものが、最近では10分ほどかかることもあるようです。
119もなかなか繋がらないことがあるそうですが、電話を切らずに、出るまでコールを鳴らし続けて、とのこと。
順番待ちをしている状態なので、かけ直すと、順番が最後になってしまう
火事等の場合、近くの消防署に直接電話をする方法もあるそうです。
判断に迷った時は、7119にかけて、判断を仰ぐ。
我が家がクリスマスにお世話になったものですね
AED到着後、心臓マッサージはしたまま、協力者にパッドを装着してもらう。
心臓マッサージはかなり疲れるので、交代しながらやるように、とのことでした。
パッドは2枚入っており、胸(鎖骨下あたり)と反対側の脇腹に貼ります。
心臓を挟んだ位置関係にあることが重要なので、写真は右胸&左脇腹ですが、左胸&右脇腹でもOK。
心臓マッサージをしている人の腕に、パッドのコードが絡まないように注意して貼ります。
粘着力が強い&素肌に貼る
AEDの指示に従う
AEDが心電図を取り、電気ショックが必要と判断すると充電が始まります。
心臓マッサージをやめて、誰も対象者に触れていないことを確認してボタンを押します。電気が流れ、さらに心臓マッサージを続ける等、AEDから指示が出ます。
2分後に再度心電図を取り、電気ショックが必要かを判断。救急隊が到着するまで続けます。
あらかじめ、署員さんがさしているスイッチ↓で小児か成人かを選んでおきます。
流れる電流の量が違うのですが、小児は、未就学児。小学生以上と思われる場合は、成人を選ぶ、とのことでした。
AEDからは、一定のリズムで音が出ており、これに合わせて心臓マッサージをします。
1秒で2回。
肘を曲げず、真上から手のひらの付け根で押します。
かなり硬かったのですが、実際の人間もこれに近いくらい硬いそうです。
心臓マッサージ、1人でずっとやるのは無理
子どもの場合は、片手で、体の1/3くらい胸が凹む強さで心臓マッサージするそうです。
また、心臓マッサージと人工呼吸はセットのように思えますが、人工呼吸は心理的にも技術的にもハードルが高いため、不完全な状態でやるよりは、心臓マッサージだけ続ける方が良いとのこと。
他、質疑応答では、
・服を脱がせることに抵抗がある
→周りの人に目隠しになってもらうなど協力をお願いして、素肌にパッド装着する
・実際の場面に出くわしたが、自分も周りもパニックだった。端に移動させようとする人もいれば、動かしちゃいけない!という人もいて、混乱した。
→外傷があった場合、なるべく動かさないというのはあるが、その場が救命するのに危険な場所であれば移動させる
・高齢者にも同じ強さで心臓マッサージして良いのか。骨が折れたりした場合、罪になるのか
→同じ強さで良い。万が一それで骨が折れたりしても、罪にはならない
等、が出ました。
救命講習はずっと受けてみたかったので、とても有意義な時間でした
消化器の使い方も教えてもらいました
使う機会がないのが一番ですが、忘れないように、また機会があれば受けたいです
おまけ。
帰りに収穫しました